
行ってみたい展覧会があります。
地下鉄の駅の近くにポスターが貼ってあったのですが、場所は六本木の国立新美術館、「モディリアーニ展」です。東京に来て10有余年、六本木に行った回数は数えるのに片手で足りるほど。六本木ヒルズにもまだ行ったことないしー・・・

そのエセOLのようなしゃべり方、何とかならんかいと言われないうちに止めますが、ともかく、モディリアーニは好きな画家の一人です。なかなか纏まって作品を見れるチャンスがないのですが、気付いたらモディリアーニが死んだ歳(35歳)を超えてしまいました。夭折した画家や作家の年齢のことを遠い未来のように思った時期は遥か彼方、これからはこうやって追い越すことばかりなのでしょうね。
東京に来ると決まって嬉しかったのはコンサートと美術展に行きやすくなることだと思ったのも束の間、家に帰る間もない忙しさと、どこに行っても途切れることのないその人の多さに嫌気して、一時期そのどちらも全く行かない時期がありました。それでもコンサートは事前に席を予約出来るので時折行っていましたが、美術展の方は行ってみたら入場まで2時間待ちとかでがっかりすることが多く、そのうちめっきり行かなくなってしまいました。
それでも2年に1回くらいでしょうか、どうしても気になるものについては(尋常ではない混み方をする上野を除いて)足を運ぶことがありまして、今回のモディリアーニ展も文字通り重い腰を上げて行ってみようかなという気になっています。
会期は6月までと長いのですが、先に延ばせば延ばすほど行きにくくなるのは分かっているので、どこか早めの金曜日、会社帰りに行ってこようと思っています。混むのは分かっているのですが、さりとて土日にわざわざまた出掛けていくのも億劫です。学生時代に京都や大阪で見たターナー展やゴッホ展は、今も時折図録を取り出すことがあるほどお気に入りの美術展でしたが、あの頃のように1枚1枚を舐めるように眺める根気と体力は今は望むべくもありませんし、週末の息抜き程度で十分かなという気がします。
不思議とそれでも割と楽しめるのですよね。これって、魚が釣れなくても釣りが楽しめるのとひょっとしたら同じかもしれません

モディリアーニ展
2008年3月26日[水]-6月9日[月]
国立新美術館
モディリアーニは纏まったのを見るのは
初めてなので、とても楽しみです。
気に入ったのがあれば、また葉書送ります