エラリー・クイーンの The Greek Coffin Mystery(1932年)読了(邦題『ギリシャ棺の謎』)。
エラリー・クイーンの国名シリーズ第4作。ニューヨークの老富豪ハルキスが亡くなった。だが金庫の中に保管していたはずの遺言が見当たらない。
その遺言は死の直前に書き換えられていたのだが、エラリーの提案でハルキスの棺を掘り起こすと、彼の遺体の上には遺言書ではなく別の人物の死体が乗っていた・・・
大学を出たばかりのエラリーが、初めての事件で推理を見事に外すというストーリー。どんでん返しの連続は読んでいてやや疲れるが、それはまるで入れ子の関数のような緻密さで、見事な構成と言う他ない。
エラリー・クイーン、あと何冊か用意しているのだが、何を読んでも面白いことが分かったので、しばし脱線。
Ellery Queen,
The Greek Coffin Mystery
(Kindle)
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