Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

革砥 & キーケース(色違い)

2017年09月17日 | 手作り

何事も、それを生業にしている人を尊敬する。その責任や覚悟は気楽な趣味とは全く別次元で、私なんぞは考えただけで血の気が失せる。

釣竿作りもそうだが、そんなプロのアドバイスはいつも値千金。この革砥(かわと)もその一つ。



子供のころ散髪に行くと、店のおっちゃんがよくベルトの裏っ側みたいなので剃刀をシャッ、シャッ、シャッとやっていたものだが、あれと同じ理屈。板に張り付けた革の毛羽立った面に、青棒と呼ばれる研磨剤を塗り込み、革包丁をシャッ、シャッ、シャッとやる。



なるほど、砥石で研ぐほどではないが、ちょっと刃先を整えたい、という時にはとても便利。というか、素人がヘタに仕上げ砥石で研ぐよりもイイんではないの?と思うくらいの切れ味。

先週作った赤のキーケースと色違いで自分用のを作ったのだが、最初の裁断は勿論、縫っているうちに少しズレた端っこ(と言っても1ミリもない幅)を落とす時、つまり上から刃を立てて押し切る時に、柔らかく、逃げずにスッと刃が入る。これ、スゲー・・・

          

因みに刻印の魚は間違いなく熱帯魚だろうが、私はカワハギと思うことにした


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4 コメント

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そうだよねぇ (かっしー)
2017-09-18 23:20:58
刃物は切れるの使わないと危ないしね
道具も喜んでいるだろうて。



、、、カワハギか。
カワハギねぇ。。。

ええっ!?
カワハギなの!!??(爆)
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かっしーさん (魚花)
2017-09-18 23:55:27
また別途貼るけど、これまでずっとやりにくいなぁって思って
苦手だった作業が、実は革包丁が切れないだけのことだったと気づいたり
やっぱり刃物って切れないとダメなのね・・・

カワハギだよ、カワハギ!
カワハギだと思って見たらカワハギに見えるだろ
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Unknown (はるきち)
2017-09-23 11:40:08
こんにちは。

なんて均等な縫い目・・・と思って拝見していたのですが、一度お魚さんに目が行ってしまうと、すごく
気になります。かわいいですね♪
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はるきちさん (魚花)
2017-09-23 12:51:25
ありがとうございます。私もだんだん見慣れてきて、
熱帯魚でもカワハギでもどちらでもよくなってきました 😬

ここの刻印は細い線までくっきり出るので、
折を見てまた別のも仕入れてみようと思っています。
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