Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

ジョン・ディクスン・カー/The Hollow Man (The Three Coffins)

2019年09月28日 | 

ジョン・ディクスン・カーの The Hollow Man (The Three Coffins)(1935年)読了(邦題『三つの棺』)。

ある夜、パブで飲んでいたグリモー教授のところに一人の男が現れる。「近々お宅に伺う」と言ったその言葉通り、男は三日後、屋敷にやってきた。そして部屋に入ってしばらくすると銃声が聞こえ、居合わせた人々が部屋に入ると、グリモー教授は血まみれで虫の息。そして男の姿は忽然と消えていた・・・。

ギデオン・フェル博士が「我々は小説のなかにいる人間なので」と前置きした上で、古今の密室トリックについて語る「密室講義」。その講義に続けて、最後の最後にあっと驚く種明かしを見せるカーの自信たるや、もう脱帽。

あまりにも本格&重厚過ぎて、いつもより読むのに時間が掛かったが、これで気が済んだ。次はまた別の人行きます。

John Dickson Carr,
The Hollow Man
(Kindle)

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