2年ほど前に一度、キス用の竹竿を組んだことがあります。
この時はともかく初めてのことゆえ、和竿の製作手順を色々と確認しながら、真似出来るところはその作法に倣い、それでも何とか大きなミスもなく形にすることが出来たのですが、今回はカワハギ用の竿を組んでみようと思っています。
これまでグラファイトやグラスの素材を使ってロッドを組んできましたが、この竹竿の釣り味、特に魚が掛った時のしなりとたわみの具合は非常に独特で、グラファイトやグラスには無い軽やかさと何とも言えない「味」を持っています。これはなかなか言葉で言い表せないのですが、それをキス釣りに行くたびに確実に実感していて、どうしても忘れらないものになってきました。
素材は前回と同様、和竿の工房にお願いして火入れ・切組まで終わらせて頂いた半完成品。パーツとしては前回のキス竿と構成は同じですが、全体的に少し太く、パワーがある感じです。(前回のキス竿は錘負荷15~20号、今回のカワハギ用は錘負荷25~30号です。)
いつもながら、新しい竿の材料を眺めながらその工程を頭のなかでシミュレーションするのは、とても楽しいものです。幸い、前回は一行程ごとにブログにアップしておきましたので、まずはそれを読み返すところから始めようと思っています。今年の秋はこれを持って、昨年果たせなかったカワハギ釣行をと目論んでいます。楽しみです。
またこだわりの美しい竿、期待しています(笑)
それにしてもカーボンやグラスとは違った
魚花さんの言うとおり言葉ではなかなか言い表せない
あの雰囲気というのはなんなのでしょうね。
作る前の妄想、作っている最中の高揚、
作ったもので釣ったときの興奮はビルダーだけの楽しみですね(笑)
今度はその辺りをクリアしていけたらと思っています。
竹竿の釣り味というのは本当に独特ですね。
特に、魚が掛った時のしなり具合は、化学素材とは決定的に違います。
これは自分で組んでみないと分からないところで、
すっかり魅了されてしまいました。
どこから作業しようか、頭のなかでずっとシミュレーションしています。
これがまた楽しいんですよね(笑)