Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

切り出し

2009年07月19日 | ロッドビルド

切り出し小刀を買いました。

前回竹竿を組んだ時に欲しいと思っていたのですが、どうせなら良いものが欲しかったのと、買いに行くよりも早く組みたい衝動に駆られてしまい、結局手持ちのカッターナイフで作業をしてしまいました。

ですが今回は、まず脇をしっかり固めようと、少し時間をかけて色々な店のものを物色してきました。値段やサイズ、刃の角度も店によって色々でしたが、最終的にこれは八重洲にある西勘本店で買いました。幅21mm、握った感じで手に一番しっくり来たのがこのサイズです。みねの部分には少し角度が付けてあって、親指で押しやすくなっています。

刃先以外は、打ちっぱなしとでも言うのでしょうか、焼き入れをした鋼の地肌がむき出しになっています。



見た目以上に握りやすいです。

いつもながら、鋼の青みがかった色は好きですね。



試しに端材を削ってみましたが、行くところは行き、止まるところは止まる。そんな切れ味です。

これが一番活躍してくれるのは、印籠芯の削りの工程でしょう。私にとっては一番の難所ですが、この切り出しが存分に活躍してくれると思います。作業をするのが今からとても楽しみです。

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4 コメント

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Unknown (エス)
2009-07-19 12:57:31
これは、シブくて切味の良さそう~

竹は硬いので、活躍しそうですね

楽しみにしています
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エスさん (魚花)
2009-07-19 13:14:58
前回は何度もカッターの刃を折りながらやったのですが、
今度はそんな心配はなさそうです。

1本持っておくと、長く使えそうですしね。

頑張ります!
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やっぱり鋼ですよね (capri)
2009-07-19 23:07:34
お久です

ついに切り出しデビューですね。
良い刃物は永く使いたいものです。
そのためにも砥石が重要ですよ。

間違っても#400なんて使っちゃいけません!
中砥と仕上砥は良いものを選んでください。
魚花さんのことですから研究は十分していることと思いますが

ちなみにアタシは#3000を中心に、刃欠け時だけ中砥を使います。

後は刃幅の狭い繰小刀が欲しいところですね
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capriさん (魚花)
2009-07-19 23:43:11
ようやく気に入った切り出しが見つかりました。
持った時の厚みやバランス、刃の角度が
色々と違っていて、選ぶのは楽しかったですね。

砥石ですが、私は中砥の#1000と、仕上げ用の
#3000を使っています。これも確かcapriさんに
教えて頂いたような気が・・・

繰小刀も色々ありましたねぇ。竹竿をやるなら
本当はあった方が良いのでしょうが、とりあえず
これ1本を使い倒してみます。
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