先日久しぶりに帰国した友だちから、ガイドのリペアを頼まれました。
預かった時には果たしてうまくやれるかよく分からなかったのですが、家に帰ってよく見てみると何とかなりそうです。
1本目は冒頭のザウルス。
最近シイラに行かなくなったのでどんな竿がメジャーなのかよく知りませんが、以前は相模湾のシイラと言えばパームスか、もしくはこのデッキスティックでした。
ショートハンドルにコルクのグリップも、デッキスティックでこそですね。
さて、直すのはトップガイド。
決してひと昔前の投げ竿のリングガイドではありません。フレームが割れ、リングが外れています。
リングのサイズは#12。今ではあまり一般的ではないかも知れませんが、当時はナイロンのラインにダブルラインでリーダーを取ると、このくらいのサイズでなければラインがスムースに抜けませんでしたね。
この際、ブリッジ付きのこのタイプは刷新することにします。(この部分にラインが引っ掛かった経験のある方は多いはず。)
まずスレッドの部分をドライヤーでゆっくり温め、少し切れ目を入れてスレッドを外します。次にガイドのパイプ部分をこちらはアルコールランプでさっと、かつじわじわと炙り、頃合いを見てペンチの出番。意外にもあっさり抜けました。
実は一番心配していたのはこのトップガイドがうまく抜けるかどうかだったのですが、まずは一安心。
代わりに巻くのはこちら。
オーシャンガイドのこのサイズ、しかもガンスモークとなれば、もうあまり残ってないだろうなぁと心配したのですが、探すべきところを探すと・・・有りますね。パイプ径もぴったりのを確保出来ました。
さて、もう1本はジギングロッド。
テンリュウの "JIG & BAIT" です。良心的な値段と質実剛健の作り。今でも全く色褪せていません。
ただ惜しいことに、ここがやられています。
バッドガイドですが、サイズは#40。これも1本目のデッキスティックと同様、フレームが割れリングが外れています。
リングを固定する部分も、随分と時代を感じさせますね。
1本目のデッキスティックもそうですが、当時はまだオーシャンガイドがありませんでしたので、2本足ガイドと言えばこれだったのですね・・・。
個人的な気持ちとしてはどうせ取り換えるのならオーシャンガイドにしようか悩んだのですが、全部のガイドをバラすのであればともかく、他のガイドとの調和という点ではやはり揃えた方が良さそうです。
・・・ということで、こちらも(デッキスティックのトップガイドとは違うお店ですが)何とか在庫のあるところを見つけ、めでたくゲット。中古品でも仕方ないと覚悟を決めて行ったのですが、何とラスト1個の新品。いやぁ、美しい。
ということで無事に材料が揃いましたので、これからボチボチ巻いていこうと思っています。
但し、デッキスティックのトップガイドは簡単なのですが、テンリュウの方は割と凝った巻き方になっています。(次回、写真を貼ります。)しかも、ダブル(バラしてみないと分かりませんが、トリプルの可能性もあるかも)で巻いている下巻きはそのまま活かしたいので、ちょっと手間を掛ける必要はありそうです。
しかし、縁あってうちに来たものですから、ちょっと真面目にやってみようと思っています。
綺麗に出来ると良いのですが・・・
天竜の竿は「良心的な値段と質実剛健の作り」とコメントしておられます。納得
一方のザウルスはどういうコメントをつけるべきか。
コメントはできないのですが、個人的に馴染みが
深いのはルアーです。
ヒラジグラはシーバスのジギングでは最強でしたし、
シイラではトビペンを投げているだけで幸せでした。
数年前(もっと前?)からザウルスのルアーが復活して、
店頭で見るたびに懐かしくてなりません。