ジョン・グリシャムの A Painted House 読了。
時は1952年、祖父母や両親とアーカンソー州の綿花栽培農場に暮らす野球少年、ルークは7歳。
9月になり綿花の収穫期を迎えると、毎年その時期だけ雇われる Hill People の一家やメキシコからの出稼ぎ労働者たちで農場は活気づく。しかし人が集まればそこには何かといざこざがあり、事件も起こる。厄介なのは人間だけでなく、雹も降れば雨も降り、やがて洪水が起こる。
グリシャムが法廷モノ以外の小説を書いているのは初めて知ったのだが、恐らくは彼の自伝的な要素も多いのだろう、読み終えると、古くて遠い生まれ故郷を懐かしく思う少年の心に、どこか同化している自分に気づく。
やられたなぁ・・・いい本です。
John Grisham,
A Painted House
(Arrow Books)
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