![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/9d/952223537382235fd092aa8093159a48.jpg)
カワハギ用の竹竿に使うクジラ(のヒゲ)穂先を削っています。
まずはざっくりと粗く削っている途中ですが、この素材、意外にも手持ちのヤスリがほとんど役に立ちません。この切組み素材を頂いた工房の方からも、それからその工房の師匠の著作にも「ガラスの破片を使うと良い」とあったのですが、実のところ半信半疑でした。
しかし、試しに手持ちのごついヤスリで削ってみても、ほとんど微粉しか出てきません。それなのにすぐにヤスリの目が詰まってしまいます。
なるほどさすがプロの仰る通りだと、たまたま手元にあったガラス容器の破片をいくつかピックアップ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/07/96ed931e625da2b885f61db5f1ea2825.jpg)
(下の革は、破片を手に持つ時のために用意した端切れです。)
そして割れた面の角度を立てながら削ってみると、何と!とても薄く、綺麗に削れます。これであれば不用意に深く削り過ぎることなく、しかも着実に削っていくことが出来ます。
左手に持つクジラのヒゲを少しずつまわしながら、四角を八角、そして十六角と少しずつ角を落として丸くしていきます。こんなに美味しそうな削りカスを出しながら、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/9a/00d5ea3517b4f41b853a8bc86960297b.jpg)
今日の作業は一旦ここまで(冒頭の写真)。
試しにまだこんな感じですが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/be/b6718fd24e68b2f826f7996d0927d63d.jpg)
もともとは ただの棒 だったことを考えると、少しずつ穂先らしくなってきたかな、という感じです。
この作業、想像していた以上に、かなり楽しいです。ここからはあまり一気に削るのではなく、少しずつ調子を見ながらの作業ですが、焦らず慎重に作業を進めようと思っています。
なるほどねぇ~
ガラスでも綺麗に削れますね
薄く、均一に削れます。
こういう知恵を惜しげもなく教えて頂ける
というのは、本当にありがたいです。
それを削る時にガラス破片を使うといいと先輩に聞きました!
穂先、イイ感じになってきましたねぇ~
ガラスの破片を使うのは、多分同じ理屈だと思います。
ただ私の場合、削るのが楽しくて調子に乗ってしまい、
何だかちょっと削り過ぎた感じです・・・