先週組んだ真空管アンプですが、2点ほど手を入れました。
まず1点目はボリュームの交換。キットにもともと付いていたBカーブのボリュームをAカーブに交換します。
このボリューム、正式には可変抵抗器と呼ばれ、AカーブとBカーブとではボリュームのつまみを回した時の音の変化の仕方が微妙に違うそうです。実際に付け替えてみると、Aカーブの方が特にボリュームを絞った位置での微調整が格段にやりやすくなっています。
作業は至ってシンプル。冒頭の写真はつまみを外した状態ですが、ひっくりかえすと
これがボリュームの本体です。こいつを交換します。
お世話になったのは秋葉原のこのお店。
(マルツパーツ館 秋葉原店)
事前にWebショップで部品の種類やスペックを確認した上で買ってきたのがこちら。
(RD925G-QA1-A104 180円)
作業はまず基盤に取り付けてあるものを外し(足が6本あるのでそれを抜く)
代わりにそこに新しいものを取りつけます。
因みに左の緑の方がもともと付いていたBカーブのもの、右の青い方が新しく買ってきたAカーブのもの。ここでシャフトの長さが違うのが何となく気になっていたのだが・・・
ちゃちゃっとハンダ付けをして、再度シャーシにセットすると・・・
シャフトの長さが短くて、ナットが締まらん・・・
これではボリュームを固定できません。6本足にばかり気が取られてて、肝心のシャフトのことを何も考えていませんでした。
ですが、不幸中の幸いというか、実はボリュームはもう1種類買っていました。
先ほどと同じ比較の写真で、左の緑の方がもともとのやつ、右の方に見える少し大きいのがそれです。シャフト部分だけ見ていただくと、同じ長さなのが分かると思います(R1610G-RB1-A104 140円)
要するにどのタイプが合うか分からなかったのでとりあえず両方買っていたというだけの話ですが、この右のタイプを使うのであれば、上の写真で見えている緑の基盤には付けず、直接配線&ハンダ付けすれば良さそうです。
またシャーシへのセットに関しても、どう考えてもこのために開けられたとしか思えないスリットがあり、結論としてドンピシャでセットすることができました。
(シャフトの右に小さなスリットが見えると思いますが、ここにボリューム側の小さなツメを引っかけています。)
ハンダ付けして終了です。
2点目はスパークキラーの追加。
電源をオン/オフする時に派手に「ブチッ」と音がするのを回避します。使ったのはこんなパーツ。
(S1201 63円)
スイッチの下の部分にハンダ付けして終了。(半透明に見えているのは熱収縮チューブ。)
再度シャーシの裏ぶたを取りつけ、ボリュームのつまみもセットし、電源をオン。
狙い通り、ボリュームの微調整が可能になりましたし、電源オフ時の「ブチッ」という音もなくなりました
因みにこれらの改造の際、ネット上にある先達の皆さんの情報が非常に参考になりました。これは本当にありがたいことで、この場をお借りして御礼申し上げます。
このパーツはBカーブが標準のようです。
私もネットで先人の知恵を拝借しただけなので・・・
でも、お役に立てて良かったです!