アマゾンをぶらついていたら、こんな本を見つけました。
釣り雑誌「つり丸」別冊のムック本で、嵐山光三郎の『史上最強の干物』。副題に「自分で釣って、自分で開く」とあるように、釣った魚をその船上で捌いて開き、干してしまおうという本です。
巻頭にカラーで魚種別の魚の開き方が載っていて、アジ、マダイ、カワハギ、タチウオと来て、シロギス、メバル、ヤリイカ、マコガレイ、果てはハゼにハナダイと、どれも涎が出そうなくらい旨そうです。後半は四季折々の釣りモノ+干物にまつわる釣行記とエッセイになっていて、独特の軽妙な語り口が楽しめます。
私は干物にするほどたくさん魚を釣った記憶はあまりないのですが、それでもこれまでアジとサバは干物にしたことがあります。手前味噌ですが、どちらもなかなか上手く出来たので、今度またもしたくさん釣れたらトライしようと思っていますし、この本を見るとカワハギの干物も美味しそうなので、ますます楽しみが増えました。
因みに我が家では私は殆ど台所に立ちませんが、魚を捌くのだけは別で、ヘタクソながらもお父さんの役割ということになっています。何でもまな板の上に魚を置くと「目がこっち見てる~」と言って逃げ回る輩が居るので、必然的に私が捌く他ないのです。(そのくせ、その逃げ回っている人が一番たくさん召し上がるのですが・・・)
さて、この本はさすが男のムック本らしく「干物作りの七つ道具」という項があります。
・出刃包丁
・小出刃
・柳刃
・ウロコ落とし
・干し網
・ざる
・歯ブラシ
これがその七つ道具ですが、他の小物は全て揃っているとして、今年どうしても誂えたいのが2番目の小出刃です。今はどこかのスーパーで買った刃渡り15cmの出刃1本でやっていますが、どうしてももう少し小さな出刃が欲しいと思っています。そう思い始めて随分長い時間が経っているのですが、今年こそ出来れば一生モノの、良い小出刃が欲しいと思っています。
本当は上で書いた安物出刃も新調したいのですが、「そんなに魚をたくさん釣って来る訳ではないのに、そんな新しい包丁は必要ないでしょ!」という心無い妄言に、(当たっているだけに)反論出来ないのが何ともはや情けない限りです。今年こそはたくさん魚を釣って、「ほれ見ろ、だから新しい出刃が必要なのである」と胸を張って言い返したいものです
別冊つり丸
『嵐山光三郎の史上最強の干物』
~「自分で釣って、自分で開く。」
㈱マガジン・マガジン
昨年来、アジングに嵌まってまして、干物製作はMustです。
自分の好みに合わせて、味付けできたり干し加減も調整できますので、是非とも挑戦してみてください。
ちなみにアタシの小出刃は釣具屋で買った廉価モノなので使う度に研いでますが、結構使えてます。
今年も引き続きよろしくお願い致します。
干物ってなかなか奥が深いですよね。
干すことによって味も深まりますし、
今年はちょっと真面目にトライしようと思っています。
私の出刃は本当に鈍らで、何回か使って気付くと刃こぼれしているのです。
今年はもう少しマトモな包丁を手に入れたいと思っています。
あぁまた大蔵省との交渉が・・・