慌しく過ぎた平日の締めくくり。日中の火照(ほて)りを冷ましたくなって、向った先は吉祥寺。ここに私の大好きなバー、Woody があります。
誰にでも本当は人に教えたくない店があるとすれば、私にとってこのお店はまさにそれ。ですが同時に、大切な人とは是非このお店で時間と空間を共有したい、そんな安らぎを与えてくれるバーです。
実は以前からたびたびこのブログにこっそり登場していたのですが(例えば、これとかこれとか)、お店のお名前を出すのはこれが初めてです。まぁ、酒呑みの出し惜しみとお笑い下さい。
私はこちらのお店でハイボールの美味しさを知りました。よって今日もいつもの通り、心はハイボールと決まっています。1杯目は、ジャパニーズ・ウィスキーの雄、「白州」のハイボール。
適度なスモーキーさと苦味があって、とても味わい深い仕上がりです。因みにこちらのお店のハイボールは、ブレンデッドのウィスキーをソーダで割った後、表面にそのウィスキーのキーモルトをフロートさせて供されます。
もう少し言えば、そのソーダで割る前にもひと手間掛かっていて、まずはグラスに大ぶりの氷を入れ、そこにウィスキーを注いだ後、ひたすらステア(かき混ぜる)。今日は途中でちょっと数えてみたのですが、優に100回は超えています。ソーダを注ぐ際にも、氷の上に直接ソーダを注ぐと一気に炭酸が立ってしまうからでしょう、氷を避けてグラスの内側に沿わせる感じで作っておられます。
喉が渇いていたので1杯目はすぐに空いてしまい、次は「タリスカー系で」とお願いします。待つことしばし、出てきたのはこちら。
ゲール語で「チェイ・ベック」。以前も飲んだことがあるスカイ島のブレンデッド・ウィスキーです。白州に比べるとぐっと奥行きのある味わいで、けれど尖がったところが少しもない、バランスの取れたお酒です。
ここら辺で何だか一気にお酒がまわってきたようで、しばし休憩。話は共通の話題である音楽やオーディオの話になり、私が欲しい真空管アンプが我が家の大蔵省の認可を得ることがいかに難しいかとか(要するに愚痴ですが・・・)、聞いて頂いているうちに、お店にある真空管アンプでCDを聴かせて頂くことに。
プッチーニのアリア、それからサックスでバッハ(これです)とひとしきり聴かせて頂いたのですが、特に後者は普段から聞きなれているCDにもかかわらず、音が立ち上がってくる立体感、複数の楽器が重なったところでの重層感、サックスのキーの動く音や息継ぎが聞こえる距離感、全てが初めての経験です。
素晴らしい音に酔いしれていると、そっと出されるブランデー。
あまりの爆音に他のお客さんが帰ってしまうのではないかと心配になりましたが、あとで聞くと幸いみなさんそれぞれ音楽を楽しまれた様子。この間約1時間、すっかり堪能しました。
締めに頂いたのは、私の中でのハイボールの真打ち、バランタイン。表面にフロートさせるのは、個性派揃いのアイラモルトの中でバランタインの核になる原酒の一つ、Ardbeg。
ああ、美味い。
こうしてすっかりリフレッシュしてお店を後にしたのでした。
因みにオーナーのバーテンダーさんも甘いもの好きとのことで香炉庵のどら焼きをお渡ししたのですが(つまり、今日もまた買いに行ったということですが・・・)、お菓子もお酒も、そして音楽も、良いものは人を幸せにすると実感したひと時でした。おかげさまで良い週末を迎えられそうです。
Bar Woody
武蔵野市吉祥寺本町1-10-8
山崎ビル3F
0422-22-0860
お店のホームページはこちら。トップページの断り書きが何とも・・・
オーナーバーテンダー、田中さんのブログはこちら。
若い人に礼儀を教えるその姿はry)
お店サイトのトップページの断り書き。
とりあえず私にも、入店資格だけはありそうです
昨日は気持ちよく酔っ払いました。
方向が合うのなら是非お連れしたいところですがねぇ・・・
電車じゃないですよね? バス??
私だったら電車利用で3ルートありますよ!
【内回り】
新宿まで戻って埼京線or湘南新宿ラインで大宮。
【外回り】
西国分寺まで下って、武蔵野線で武蔵浦和⇒埼京線で大宮。
【大外回り】
立川⇒拝島と下って、八高線で高麗川⇒川越線で大宮。
以前、荻窪勤務の時、冗談で大外回りルートで帰ってみたら、
ガッツリ3時間掛かりました(爆)。
八高線、連絡悪過ぎ(泣)。
バスに乗ってる時間が約25分、バス停から
歩いて10分くらいで家に帰れます。
大宮までなら、やっぱり内回りルートでしょうね。
ですが、やはり方向が違うので、お連れするなら
やはり銀座かなぁ、と思っております。
が、銀座はバカ高いチャージを取られるので、それが難点。
いっそ池袋とかの方がいいのかしらん?
6月あたりに決行出来ますかね?(笑)