E. S. ガードナー(A. A. フェア)の Cool & Lam シリーズ第14作、Some Women Won't Wait(1953年)読了(邦題『女は待たぬ』)。
今回の舞台はホノルル。依頼人のビックネルは実業家で、生前彼のパートナーだったウッドフォードの未亡人ミリアムがかの地でトラブっているから、ハワイ行きの客船に一緒に乗れと言う。ビックネルが依頼したのはクール女史一人だったのだが、見送りに来たラム君もそのまま(クール女史に)拉致され船上の人に。
ホノルルに着くと、確かにミリアムは何やら恐喝を受けており、しかも部屋からは隠しマイクが見つかる。怪しいと睨んだメイドを辿って真犯人に迫った矢先、その男が死体で発見される。さらに辿っていくうちに、本当に恐喝していた(and 恐喝されていた)のは別の人物だったことが分かる・・・。
例によって今回もラム君はボコボコにされるのだが、持ち前の度胸と頭脳で事の本質を見抜く様は圧巻。毎度ながら登場する女性はいつも魅力的で、優男のラム君、本領発揮という感じ。
A. A. Fair, a.k.a. E. S. Gardner,
Some Women Won't Wait
(Kindle)
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