ウィリアム・アイリッシュの Phantom Lady(1942年)読了(邦題『幻の女』)。
夫婦関係はとっくに冷え切っているのに、離婚に応じない妻。この日の夜は出掛ける約束だったが、直前に妻がドタキャン。嘲る妻に嫌気して家を飛び出した彼は、一人でバーにいた女に声を掛け、妻と行くはずだった店や劇場に行く。そして女と別れて家に戻ると、妻が彼のネクタイで首を絞められて死んでいた。その場で警察に連行される彼。
不思議なことに、彼が女と行った店や劇場の目撃者がみな、彼が一人で来たと証言する。そして肝心のその女の行方がどうしても知れない。ほどなく出される死刑宣告。彼の運命は・・・?
コーネル・ウールリッチが別名義で書いたミステリー。不思議な出だしに、闇が闇のまま進む中盤。そしてついに蟻の一穴、と思ったら最後の最後にどんでん返し。読み手の心理を逆手に取るようなそのプロットは、なるほど色褪せることのない傑作佳作。この休み中、時間を忘れて&時間を気にせず一気に読んだ。素晴らしい。
William Irish,
Phantom Lady
(Kindle)
夫婦関係はとっくに冷え切っているのに、離婚に応じない妻。この日の夜は出掛ける約束だったが、直前に妻がドタキャン。嘲る妻に嫌気して家を飛び出した彼は、一人でバーにいた女に声を掛け、妻と行くはずだった店や劇場に行く。そして女と別れて家に戻ると、妻が彼のネクタイで首を絞められて死んでいた。その場で警察に連行される彼。
不思議なことに、彼が女と行った店や劇場の目撃者がみな、彼が一人で来たと証言する。そして肝心のその女の行方がどうしても知れない。ほどなく出される死刑宣告。彼の運命は・・・?
コーネル・ウールリッチが別名義で書いたミステリー。不思議な出だしに、闇が闇のまま進む中盤。そしてついに蟻の一穴、と思ったら最後の最後にどんでん返し。読み手の心理を逆手に取るようなそのプロットは、なるほど色褪せることのない傑作佳作。この休み中、時間を忘れて&時間を気にせず一気に読んだ。素晴らしい。
William Irish,
Phantom Lady
(Kindle)
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