日が落ちても重く蒸し暑い夕刻、上野の国立西洋美術館で開催中の「松方コレクション展」に行く。
気骨溢れる明治人の生きざまをなぞるかのようなコレクションの歴史。世界各地に逸散しながらもそれぞれの場所で大切に保管されてきた作品の数々が一堂に会する奇跡。
(ポール・ゴーガン「扇のある静物」1889年頃、オルセー美術館蔵)
そういう見方は邪道かもしれないけれど、そんなことを感じずにはいられない圧倒的な迫力。
デジタル復元されたモネの睡蓮も素直に美しい。
(クロード・モネ「睡蓮、柳の反映」デジタル復元画像)
会期は9月23日まで、巡回はなく東京のみの開催。
松方コレクション展
2019年6月11日~9月23日
国立西洋美術館
残念ながら東京のみで開催。
モネは見たかったです。
文泉拝
このモネは、修復された残存部分の現物も展示されて
いましたが、あの状態で上野から長距離を移動させるのは
さすがに難しいのでしょう。