Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

SunT Vintage(サンタヴィンテージ)(赤羽)

2024年08月25日 | 食べ物

ディープな飲み屋が多いと話に聞く赤羽に、実は初めてやって来た。

お昼過ぎから既に賑やかな横丁の一角。看板はおろか店名が掛かれた表札すらなく、インターホンを押して来店を告げるとドアが開くというこの店。フレンチとワインが売りのお店のようだが、入ってみると敷居も高くなく、ナイフとフォークにお箸が添えられているのも何だか和む。

正直に言うと、ソースでございとベッタベタに添えられたフレンチのソース、特に塩気や刺激で舌が麻痺するような濃いソースは苦手なのだが、ここはちと違う。鱈のフリットの左側にある茄子の焼き加減、そして蝦夷鹿や豚のグリルの塩加減とソースのバランス。さらにラストの、卵かけご飯をイメージしたという、温泉卵がのったリゾット。

実は、先にスタートしていた隣のテーブルに運ばれるお皿が後ろを通った時にチーズの香りがあまりに強く、塩っ辛いリゾットだったら嫌だなぁ・・・と思っていたのだが、なるほどこの温泉卵を少しずつ崩しながら食べると、その意図がよく分かる。恐れ入りました・・・。

始まりはガスパチョ。


前菜の盛り合わせ。


前菜の2品目、右に鱈のフリット、左は(最初穴子に見えたが)茄子←これ美味。


メイン。カミさんは熟成豚のグリル。同じ赤羽のお肉屋さんがこだわって熟成させた豚肉なんだそう。


私は蝦夷鹿。締め方や保存方法にもよるのだろうか、ジューシーで肉の味が深い。


卵かけご飯をイメージしたという、黒トリュフと温泉卵のリゾット。トリュフは申し訳程度だが、温泉卵が効いていて、いくらでも食べられそう。


レモンのシャーベットに、バスクチーズケーキ。


珈琲で寛ぐ。いい店発見。


SunT Vintage (サンタヴィンテージ)
北区赤羽1-38-8

CRAFT MEAT&LAB.
北区志茂2-40-9 PICCOLA-1 1F

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