Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

次のロッド:12ft

2006年09月22日 | ロッドビルド
次のロッドに取り掛かります。

今度もまた長尺もので、長さは12ft、インロー継ぎの2ピースです。もともとはサーフ用で、スペック上は2オンス強のジグをキャスト出来る作りになっています。素材はグラファイト100%で、肉厚で張りのあるブランクです。投げ竿として使うなら、25号くらいは軽く投げれそうな感じです。先の13'6"と同様、表面にテーピングの跡が残るアンサンドフィニッシュです。

当面の狙いは磯からの底物ですが、いずれサーフからのキャスティングにも使えるようなセッティングにしたいと思っています。

具体的にはまずグリップですが、マタギのEVAで内径が太いものは長さが40cmで、色々試した結果、これをそのままの長さでリアグリップとして使うことにしました。最初は少し長い気もしたのですが、オーバーヘッドでキャストする分にはリアグリップは多少長い方が投げやすいことと、これまで組んだジギングやシイラ用のロッドはだいたい35cm~40cmの長さで組んでおり、それほど取り回しに差が出るとは思えないことから、40cmのままで行くことにしました。

これでリールシートの位置が決まります。

リールシートは、ブランクの径からしてDPS-18はきつく、DPS-20になりました。もっともオフショア用のロッドは殆どこのDPS-20で組んでおり、自分の手の大きさには合っているようです。フードはロングナットに替えました。このロングナット用のにがしリングですが、これまでマタギのものしか知らずワンパターンだったので、今回は少し調達先を替えて、写真のガンメタのものを使ってみました。

ここまで接着が終わったところです。

次にガイドですが、本当はマタギのシーバス用チタンガイドセットを使いたかったのですが、ここのところ相当に物入りで(=飲み代が嵩んでいるとも言う)殆ど水を呑んで暮らしているような状態なので、泣く泣くステンレスのオーシャンガイドで行くことにしました。土曜日に釣具屋を廻って調達してくる予定です。

最後にスレッドの配色ですが、こともあろうに家人の言葉を真に受けて、ピンク系で行くことにしました。具体的には、#51 Peachと#52 Rose Pinkを選び、このどちらかに薄いグリーン #105 Spring Greenを合わせようと思っています。デジカメでは色が綺麗に出なかったので、実際の色あいはガイドラップに取り掛かるまでお待ち下さい。

飾り巻きも同じ色の組み合わせで行きます。巻くパターンですが、これらのスレッドを手にした時に閃いたのが、以前から何度か巻いているOptical Chevronです。全体的に淡い色あいなので、これにWhiteを組み合わせたりして文字通りの光学的効果を狙ってみたいと思います。

全体の構想としてはこんな感じです。遠征まであと1ヶ月。工期的にはそれほど焦る必要もありませんが、さりとてそれほど余裕がある訳でもありません。特にコーティングはお天気次第ですし、それまでの作業をなるべく前詰めにやっていこうと思っています。

明日はガイドを調達して、ガイドセッティングを検討する予定です。

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