Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

穂先のソリッド

2009年07月20日 | ロッドビルド

今回の竹竿は、ブランクにあたる部分が4つのパーツに分かれています。

先から、

 ①穂先/グラスソリッド
 ②穂持ち、または穂先下  →これを継いで、1/2ピース。

次に、

 ③手元上
 ④握り  →こちらも継いで、2/2ピース。

昨日作業したところは、①と②を繋ぐ部分。グラスのソリッドのお尻の所を削って、②の穂持ちに挿入出来るようにします。

作業自体は至って簡単です。まず、穂持ち側(竹)の端っこに、口割れ防止用の糸を巻きます。ここは伸びのない絹糸を使っています。



ソリッドを挿入する部分の長さは4cm。その長さ分だけソリッドを削りました。



継いでみるとこんな感じです。



次は、この穂先下のお尻の部分、印籠継ぎの加工です。ここが一番の難所だと思っていますが、新調した切り出しで粗く削って、あとはひたすらペーパーを掛けるだけ。時間と手間を掛ければうまく出来ることは分かっているので、焦らずじっくり作業したいと思います。

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