知り合いのバーテンダーさんが郷里に帰られることになったと聞き、久しぶりに顔を見せに行ってきました。
ひょっとしたらこれでしばらくお会い出来ないかもと、このバーテンダーさんならではの飲み物をお願いします。
1杯目は水割り。それも、シングルモルトの白州です。ただの水割りと思う勿れ、そこにはお酒と水と氷を知り尽くしたバーテンダーさんの技術が結集しています。このステア(冒頭の写真)を見れなくなると思うと、とても寂しいです。
続いてはハイボール。年代物のホワイトホースをソーダで割って、表層にそのキーモルトであるラガヴーリンをフロート。実はこのスーパーハイボールも、ここから生まれました。
そしてラストに、少しだけモルトを。
初めて飲みました、ローズバンクの8年。味と香りはとてもこなれた熟成感があって、8年という気がしません。こんな貴重なモルトを放出してしまうなんて、何て太っ腹。
思えばこちらのバーに初めて伺ってから10年弱、回数はそれほど多くはありませんが、いつ来てもこのバーテンダーさんのもてなしの心に癒されました。バーは技術、バーは人。ひとつの時代を築かれたことは間違いありません。
東京はまた一人、名バーテンダーを失います。
Bar レモンハート
練馬区東大泉4-2-15
原田屋ビルB1F
03-3867-1682
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