今回の遠征で、新しいバットエンドを試すことが出来ました。
と言っても、実際に魚を掛けたのはそのうちの1本だけでしたが、やはりロッドを持って現場に立ってみるのとみないのとでは大きな違いがあり、なかなか面白い体験でした。
上の写真はAftcoのアルミ製ギンバル、AG1です。これはイソンボ用のロッドに付けたもので、下の写真のようにロッドフキと組み合わせて使います。残念ながらこの組み合わせで魚を掛けることはなかったのですが、仕掛けを投入してからアタリを待つまでの間ロッドを保持していたため、少しは感覚が掴めた気がします。
恐らく船の上で使うのはまた感覚が違うのでしょうが、バットエンドを体に当てている部分が痛くならないため、大物とのやり取りには適しているように思いました。AG1は何故かカタログに外径が記されていませんが、実測で25.3mm、ロッドフキのジョイントに吸い付くようにぴったり合っています。
ただ難点は、付けたままだとロッド操作の邪魔になるということで、ジギングやキャスティングの釣りには向かないと思います。ですが、「思います」では詰まらないので、今度バラムツのロッドを組む時には試しにまたAG1を付けてみようかと思っています。もっとも、魚が掛かってから慌ててロッドフキを取り付けるというような芸当が、波に揺れる船の上でどこまで出来るのか、甚だ疑問ではあります。
因みに、このAG1に合うFuji製キャップとしてBRC-GC22を買いましたが、これは失敗でした。このキャップは内側にテーパーが付いていて、それは同じFuji製のグラファイトギンバルに合うようになっているようです(当たり前ですが)。このテーパーがクセ物で、AG1に被せると、途中で全く抜き差しならぬ状態になります。私は実際に何度か、BRCの方を切らないと抜けないのではないか!という状況に陥りましたので、使われる方は要注意です。
もう一つ試したのは、Zenithのラバー製ギンバルです。
これはFujiのBRCよりも少し平ったく出来ていて、深さも少し浅めです。ですが、握りの部分が太くなっていて持ちやすく、安定感がありました。このロッドで掛けたのはヒメフエフキ等の底物でしたが、サイズの割に引きが強く、足場が高かったせいもあり、真下に突っ込むような引きをロッド全体で矯めるような感じのやり取りでした。この時は自然とバットエンドを下腹辺りに当てていましたが、底辺の部分の面積が広いため、特に違和感もなく快適でした。
他に、今回は使いませんでしたが、定番の2種を。
ひとつはマタギのヒット商品(らしい)FBC。
EVA製で軽く、握りが太いので、キャスティングロッドには殆どこれを付けています。使用してみた感想ですが、着ている服の素材によっては、バットエンドを下腹に当てた際に滑るような気がします。実際、手持ちのTifaのファイティングベルトとは合いません(滑ります)。ですが、脇差しでのやり取りが主で、ロッド全体を軽く仕上げたい時は、これに勝るものは無いと思っています。
最後に定番中の定番、FujiのBRC。
こうして色々な種類のバットエンドを使ってみると、このBRCがいかにコストパフォーマンスに優れた製品かが分かります。大抵のロッドは、バットエンドには少し重量のあるものを持ってきた方がバランスが取れて良い場合が多く、その意味でもこの肉厚ラバー製のBRCは良く出来ています。EVA製と違って滑りにくという点でも優れていると思います。
ということで、多分これからは、釣り方とやり取りのスタイルによって、どのバットエンドが最適かを選ぶことになりそうです。こうしてパーツを選べるのもロッドビルドの楽しみのひとつですね。
と言っても、実際に魚を掛けたのはそのうちの1本だけでしたが、やはりロッドを持って現場に立ってみるのとみないのとでは大きな違いがあり、なかなか面白い体験でした。
上の写真はAftcoのアルミ製ギンバル、AG1です。これはイソンボ用のロッドに付けたもので、下の写真のようにロッドフキと組み合わせて使います。残念ながらこの組み合わせで魚を掛けることはなかったのですが、仕掛けを投入してからアタリを待つまでの間ロッドを保持していたため、少しは感覚が掴めた気がします。
恐らく船の上で使うのはまた感覚が違うのでしょうが、バットエンドを体に当てている部分が痛くならないため、大物とのやり取りには適しているように思いました。AG1は何故かカタログに外径が記されていませんが、実測で25.3mm、ロッドフキのジョイントに吸い付くようにぴったり合っています。
ただ難点は、付けたままだとロッド操作の邪魔になるということで、ジギングやキャスティングの釣りには向かないと思います。ですが、「思います」では詰まらないので、今度バラムツのロッドを組む時には試しにまたAG1を付けてみようかと思っています。もっとも、魚が掛かってから慌ててロッドフキを取り付けるというような芸当が、波に揺れる船の上でどこまで出来るのか、甚だ疑問ではあります。
因みに、このAG1に合うFuji製キャップとしてBRC-GC22を買いましたが、これは失敗でした。このキャップは内側にテーパーが付いていて、それは同じFuji製のグラファイトギンバルに合うようになっているようです(当たり前ですが)。このテーパーがクセ物で、AG1に被せると、途中で全く抜き差しならぬ状態になります。私は実際に何度か、BRCの方を切らないと抜けないのではないか!という状況に陥りましたので、使われる方は要注意です。
もう一つ試したのは、Zenithのラバー製ギンバルです。
これはFujiのBRCよりも少し平ったく出来ていて、深さも少し浅めです。ですが、握りの部分が太くなっていて持ちやすく、安定感がありました。このロッドで掛けたのはヒメフエフキ等の底物でしたが、サイズの割に引きが強く、足場が高かったせいもあり、真下に突っ込むような引きをロッド全体で矯めるような感じのやり取りでした。この時は自然とバットエンドを下腹辺りに当てていましたが、底辺の部分の面積が広いため、特に違和感もなく快適でした。
他に、今回は使いませんでしたが、定番の2種を。
ひとつはマタギのヒット商品(らしい)FBC。
EVA製で軽く、握りが太いので、キャスティングロッドには殆どこれを付けています。使用してみた感想ですが、着ている服の素材によっては、バットエンドを下腹に当てた際に滑るような気がします。実際、手持ちのTifaのファイティングベルトとは合いません(滑ります)。ですが、脇差しでのやり取りが主で、ロッド全体を軽く仕上げたい時は、これに勝るものは無いと思っています。
最後に定番中の定番、FujiのBRC。
こうして色々な種類のバットエンドを使ってみると、このBRCがいかにコストパフォーマンスに優れた製品かが分かります。大抵のロッドは、バットエンドには少し重量のあるものを持ってきた方がバランスが取れて良い場合が多く、その意味でもこの肉厚ラバー製のBRCは良く出来ています。EVA製と違って滑りにくという点でも優れていると思います。
ということで、多分これからは、釣り方とやり取りのスタイルによって、どのバットエンドが最適かを選ぶことになりそうです。こうしてパーツを選べるのもロッドビルドの楽しみのひとつですね。
早速試してみますね!
ギンバル(アルミ)自体の白っぽいサビ止めにもなります。
あるようなので、いずれは試してみたいと思っています。
でも、いくら良くても、簡単に手に入るものでないと、
意味がないですけどね・・・
バットエンドの比較は初めて見ました。
非常に参考になります