大丸東京店で今日から開かれているピサロ展に行ってきました。
看板に偽りあり、とまでは言いませんが、個人的にはお目当てだったカミーユ・ピサロの油彩はほんの数えるほどで、あとは同時代の画家の作品やピサロ一族のものばかり。ちょっと残念な展覧会でした。(パンフレットには確かに小さい字で「家族と仲間たち」と書いてあるのですが・・・。)
印象派の中でもどちらかと言えば地味なピサロですが、その暖かみのある風景画は個人的には好きな方です。その一端は見ることが出来ましたが、出来ればもう少し数が欲しかったところです。図録も買わなかったので、絵葉書になっていた2枚だけご紹介しましょう。
(C.ピサロ「チュイルリーの庭園、雨天」1899年)
意外にも、ピサロの静物画はなかなか良かったです。
(C.ピサロ「淡紅色のしゃくやく」1873年)
実は一番気に入ったのはドービニーの夕暮れの風景画だったのですが、ご紹介出来なくて残念です。いずれにせよ、印象派カミーユ・ピサロの展覧会だと思って行くと、とんだ肩透かしを食います。まぁこれは私の事前勉強が足りなかった為で、誰のせいでもありませんがね・・・。
ピサロ展-家族と仲間たち-
2008年10月9日~27日
大丸ミュージアム・東京
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