Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

ピサロ展

2008年10月09日 | 美術・芸術

大丸東京店で今日から開かれているピサロ展に行ってきました。

看板に偽りあり、とまでは言いませんが、個人的にはお目当てだったカミーユ・ピサロの油彩はほんの数えるほどで、あとは同時代の画家の作品やピサロ一族のものばかり。ちょっと残念な展覧会でした。(パンフレットには確かに小さい字で「家族と仲間たち」と書いてあるのですが・・・。)

印象派の中でもどちらかと言えば地味なピサロですが、その暖かみのある風景画は個人的には好きな方です。その一端は見ることが出来ましたが、出来ればもう少し数が欲しかったところです。図録も買わなかったので、絵葉書になっていた2枚だけご紹介しましょう。


(C.ピサロ「チュイルリーの庭園、雨天」1899年)

意外にも、ピサロの静物画はなかなか良かったです。


(C.ピサロ「淡紅色のしゃくやく」1873年)

実は一番気に入ったのはドービニーの夕暮れの風景画だったのですが、ご紹介出来なくて残念です。いずれにせよ、印象派カミーユ・ピサロの展覧会だと思って行くと、とんだ肩透かしを食います。まぁこれは私の事前勉強が足りなかった為で、誰のせいでもありませんがね・・・。

ピサロ展-家族と仲間たち-
2008年10月9日~27日
大丸ミュージアム・東京
コメント    この記事についてブログを書く
« 配色 | トップ | 友あり、遠方より来る »

コメントを投稿