Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

フェルール部分の補修

2008年11月11日 | ロッドビルド

先日加賀FAに持ち込んだバンブーロッドですが、1点補修が必要になりました。

バットピースに付けたフェルールのメス側の部分ですが、フェルールの端、スリットが入った部分との境目にスレッドを巻いて上からコーティングした部分が、ざっくり割れてしまいました。これはガイドの足の先端部分でよく起こるのと同じ現象で、ロッドが曲がるとどうしても仕方がないのですが、使っているコーティング剤が柔らかめなので大丈夫だと思っていました。

写真は、残っていたスレッドとコーティングを剥がしたところです。ブランクの方にエポキシの接着剤がまだ少し残っているので、その部分にもペーパーを掛ける必要がありそうです。

段差の処理は、いきなりスレッドを巻き上げるのではなく、高さを合わせるために1段スレッドを巻いて、その上から改めて巻いた方が良いのかも知れません。いずれにせよ、金属との境目で割れることは避けようがないような気もしていて、ここは精神衛生上支障がない範囲で妥協する他ないのかも知れません。

パーツを眺めながら、もう少し考えたいと思います。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 11/9 管釣り (加賀FA) | トップ | 構想:バス用ベイトロッド »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
直りますように! (かっしー)
2008-11-12 03:04:54
曲がる竹と、曲がらない金属の接合ですからねぇ。
なかなか難しいトコですよね…。

率直な意見を述べますが、現場で見た感じ、
フェルールのテーパーより、竹のテーパーの方が
キツかった様に思えました。
竹の先端寄りの部分で、フェルールとの密着が
足りないのでは…と感じたんですが、
見当違いな事を言ってたらごめんなさい
返信する
かっしーさん (魚花@昼休み)
2008-11-12 12:36:34
鋭いですねぇ。
ここは、もともと付いてたフェルールを抜いたまんまなんですが、
確かに竹のテーパーの方がキツくて、先のほうが細いんです。
接着剤の残り具合を見ても、仰る通り、先端部分で密着が弱かったようです。

それにしても、こうしたフェルールを使ったフライロッドなんかは、
この部分、どういう仕上げになってるんでしょうね・・・。
ちょっとお店に行って触ってみようかなという気になっています。
返信する

コメントを投稿