三菱一号館美術館で開催中のコンスタブル展(John Constable, 1776-1837)。
テート美術館が誇るコレクションから約40点。そこにターナーをはじめとする同時代の画家の作品が加わって、見応え十分。
かっちりとした構図に自然な遠近感。木々や空、雲の描き方。そして手前に赤を置いて目線を誘導させるところ。等々、後の印象派やその少し前のバルビゾン派に与えた影響は計り知れず、それがまるで教科書のように見て取れる。
美術館に行くのは実に1年ぶりだったが、事前予約&時間帯指定で館内はゆったり。色々ご意見はあろうが、今後はこういうスタイルが定着するのだろう。会期は5月30日まで。
(ジョン・コンスタブル「フラットフォードの製粉所(航行可能な川の情景)」1816-17年 油彩/カンヴァス テート美術館蔵)
(ジョン・コンスタブル「月光に照らされるネットリー・アビー」1833年頃 水彩・グラファイト/紙 テート美術館蔵)
(ジョン・コンスタブル「ヴァリー・ファーム」1835年 油彩/カンヴァス テート美術館蔵)
テート美術館所蔵 コンスタブル展
2021年2月20日~5月30日
三菱一号館美術館
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