Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

パックロッド好き

2021年08月14日 | ロッドビルド
目につくと買わずにいられないどら焼きや、目につくと食べずにいられない担々麺と同様、目につくとつい試してみたくなるのがパックロッド。

このブログを始める前だから17~18年くらい前だろうか、Justaceから出ていたPST764Mというブランクを使ってパックロッドを組んだことがある。手元にあるのは写真のマジョーラカラーのもので、いま見るとリールシートやガイドも古くて懐かしい限りだが、狙ったシーバスは全く釣れずにアジが釣れたり、小さなジグヘッドを結べばメバルやカサゴ、小さな天秤のチョイ投げでハゼやキスが来たり、要するにいわゆる何でも用ロッドとして愛用してきた。

     

釣具屋でよく見かけるこの620というロングケースにもぴったりで、当時確か同好の方に教えていただいた硬質スポンジをカットしたり(見ての通り雑なやっつけ仕事だが )、見ていると色々なことを思い出す。

それで久しぶりにJustaceのサイトを見ていたら、これまで気付かなかったパックロッドのブランクがある。PBM835SMというその製品は、8.3フィートの5ピース、印籠継ぎなので、価格の大部分はその加工賃、重さ(85グラム)の大部分もその継部分だろうなぁと察しはつくが、仕舞寸法55センチとは、また620のケースに仕舞えということなので、こうしてセットで降臨いただいた

     

独特のこの模様は、ブランクの上からさらにカーボンテープを巻いているようだが、その分ブランクの肉(厚)が抑えられているのだろうか、繋いでみると思った以上に硬いブランクで、これなら天秤の10号は余裕で、15号くらいは投げられそうな気がする。(カタログ上のスペックはキャスト 3/8-1oz ≒ 28gがMax.です、念のため。)

・・・なんてことを、ブランクを触りながらあれこれ考えるのがまだ一段と楽しい。(因みに冒頭のPSTのシリーズは既に廃版とのこと。)

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