ルアーの釣りを始めて間もない頃。
雑誌やネットの情報を頼りに見よう見まねで陸っぱりのシーバスを狙っては撃沈を繰り返し、いつの頃からかすっかり興味が失せてしまった。勿論それは自分の技量が足りないからで、釣る人は釣っていたのだろうが、そんな時にまるで魔法のように雑誌でいつも目にするロッドがあった。
UFMウエダのソルティープラッガー。当時の自分にはとても買えない高級品だったが、ある時友だちの家で現物を持たせてもらい、その軽さとバランスに驚いた。
時が経ち、UFMウエダという会社も解散してしまったが、いつか手にして振ってみたい、そしてバラしてみたいと常々思っていたのだが、ようやく縁あって手元にやってきた。モデルはSPS962。
このグリップ、特にフロントグリップは、和竿の手元上の形状を彷彿とさせる。
リールシートはDPS20のダウンロックで、下側のフードの色が落ちているのは、相当使い込んだ証だろう。
ガイドはハイスピンダーで、バットが#30。ガイドスレッドはクラックこそないが、繰り返し曲がることで軋んだことがよく分かる。錆が出ているのも予想通り。
実は同じUFMウエダで先に入手したロッドがあるのだが、バラす気満々で梱包を開けて取り出してみると、何とほぼ新品状態。いやさすがにこれは触れんでしょうというくらいの綺麗さだったので、そのまま机の横に立てかけて数ヶ月・・・
ところがこのSPS962は使用感ありあり(けれどお店の評価はかなり控えめ=お買い得でした)なので、心置きなくバラせるというもの。これからぼちぼち作業します。
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