府中にあるサントリーの武蔵野ビール工場の、工場見学に行ってきました。
ネットから簡単に申し込めて、参加費も無料。土日もOKで、見学の最後には勿論ビールの試飲もアリ
とても楽しい1時間でした。
まず工場入口の受付で来意を告げ、見学者用の受付がある建物まで1分ほど歩きます。
この見学の目玉(というか目的)は、こちら。
麦芽100%の「ザ・プレミアム・モルツ」。私がヱビスに次いで好きなビールです。
この製品を初めて作るようになった工場が、ここ武蔵野ビール工場。1963年の操業開始で、サントリーのなかで一番最初に出来たビール工場だそうです。
見学開始の時間になると、案内の女性の方の誘導でまず2階に上がり、映像による大まかな工程の紹介。そしてその後、工場の建屋内に設けられた見学用ルートを進みます。
まずはビールの原料の説明から。工場の地下から汲み上げる天然水。
そして、麦芽。
最後に、ホップ。
まずこれらの材料が巨大なタンク(材料釜)のなかで仕込まれ、麦のジュース「麦汁」を取り出します。
(ここから先は写真を撮るタイミングを失してしまったので、以下、製造工程の続きを簡単にご説明します。)
その後、麦汁に加えられた酵母が糖分をアルコールと炭酸ガスに分解し(「発酵」)、ビールの元である「若ビール」が出来上がります。
これを貯蔵タンクのなかでゆっくりと熟成させ(「貯酒」)、味や香りがマイルドになってきたところで酵母やオリを取り除き(「ろ過」)、缶に詰められて出荷されます。
ちょうど缶詰の工程は動いているところでしたが、すごいスピードで缶がまわり、あっという間に中身が充填され、これまたあっという間に箱に詰められていきます。
これで製造工程の見学は終わりなのですが、ちょっと驚いたのはこれ。
環境への取り組みはどこの企業も力を入れているところですが、サントリーでは出るゴミを36種類に分別しているのだそうです。
さてさて、いよいよお待ちかねの試飲の時間
一人ずつグラスを貰い、思い思いにテーブルへ。
クリーミーな泡、ホップの新鮮な香り。そして何よりも、出来たて、フレッシュ、まろやかなこの味
はっきり言って、めちゃくちゃ美味しいです。
スーパーで買う缶ビールとは、まるで別物。しかも、細かい泡がいつまでも消えず、何とも魅惑的なこの眺め。
案内してくれた女性の方に伺ったところ、私たちがスーパーで買う缶ビールは、工場から出荷したあと少なくとも1ヶ月か、長い時は2ヶ月も経った状態とのこと。しかもスーパーや小売店では古いのから前に並べて販売しますし、その間、温度変化によって影響を受けたり、缶独特のにおいが付いたりと、とにかくあまり良いことがないのだそうです。お中元やお歳暮で工場直送のビールが珍重されるのも道理ですね。
さて、試飲はお一人様3杯までということで、まわりは次々とおかわりモード。
私は1杯でも十分で、帰りの電車が心配になってしまいましたが・・・
最後に、家庭でも出来る上手なビールの注ぎ方講座もあって、
受講者全員の拍手のうちに、見学の工程全てが終了
大満足の日曜日でした
お土産に特製のビールグラスも頂いたので、早速今晩の晩酌で、教えて頂いた注ぎ方の練習をしてみようと思っています。
最後になりましたが、見学の対応をして頂いたサントリーの皆さん、今日は本当にお世話になりました。皆さんがビールをとても大切に、愛しんで造っておられることが、よく分かりました。これでまたビールのことが改めて好きになりました。ありがとうございました
サントリー武蔵野ビール工場
東京都府中市矢崎町3-1
(042)360-9590
目の前は東京湾で、天気がよいと富士山なんかが見えるかもしれません。
ビール工場を見学したのは今回初めてでしたが、
製造工程を知った上で出来たてのビールを飲むと、
美味しさもひとしおでした。
今度はウィスキーを造るところも見たいなぁ・・・
いまでこそ工場は仕事場ですけど、その当時は見るもの
全て面白かったことを覚えてます。
ビールも美味しかった(笑)
ちなみに学生時代のときはJALの整備工場も観に行きました。
その当時はこちらも申し込めばただで見れました(笑)
いまはわかりませんけどね。。。
改めて感じましたが、飲食品の工場なので当たり前とは言え、
とにかく工場がとても綺麗で驚きました。
我々の会社の製造現場とはちょっと別世界ですね(笑)
JALは分かりませんが、今は多くの会社が、特に
学生の就職活動の一環として、工場を見せるようですね。
東京近辺の学生さんは本当に恵まれているなぁと、
田舎出身者は変なところに感心したりしています
この言葉にひっかかるものがあり、ヱビスビールの製造年月を1月17日出張ついでに調査してみました。
京都駅前 2010年12月中旬
関西の某地方都市 2010年11月上旬
社宅近所のスーパー 2011年1月上旬
すばらしい、さすがサッポロ工場近所の効果
しかし、アサヒのお膝元、吾妻橋のスーパーでは、何とスーパードライが
2011年1月上旬という結果。工場が近くにないはずなのに、これはいかに。。。
ビール会社は正しく「鮮度」という要素を認識して、
それが競争力だと分かっているのですね。
今回初めて工場で出来たてのビールを飲みましたが、
明らかな鮮度の違いを感じました。
一度飲んだら、絶対こっちの方がイイって思うでしょうね