折れてしまった竹竿の印籠芯ですが、結局、材料を買った工房にお願いして、ちょうど良いサイズ(外径)の矢竹を1本分けて頂きました。
初めはグラファイトやグラスの芯を使うことも考えたのですが、何軒か釣具屋を回ってもこの外径7ミリという寸法の材料が見当たらず、あってもテーパーがきつすぎて使えないものばかり。工房の方にお伺いしても、元の素材と違うものを持ってくるとその部分で弱い方が折れる可能性が高いということだったので、ここは素直にもう一度矢竹を使ってやり直すことにしました。
改めて分けて頂いた矢竹は、写真右下の節の部分を除いて、真っすぐな部分の外径が実測7.2ミリ。(つまり、工房の方でちょうどよいサイズのものを選んで送って頂いています。)加工の作業としては、この真っすぐな部分は軽くペーパーを掛けて調整するだけです。節のある方は手元側(2/2ピース)に挿入しますので、少しだけ削る必要があります。
まず手元側に挿入する部分。節があるのでそこを落とす感じで切り出しで削り、その後で手元側に挿入した時の当たりを見ながら、少しずつ慎重にペーパーを掛けて仕上げます。
吸いつくような手ごたえがよみがえりました。
次は穂先側に挿入する部分です。こちらは木工ボンドで接着するので、竹の表面の薄皮を剥ぐためにもペーパーで削ります。
これが、
こんな感じです。
あとは、削りカスを拭いて木工ボンドで接着すれば完成です。
やれやれ、一時はどうなることかと思いましたが、無事に再生出来てほっとしました。
次回の釣行が楽しみです
間違ってなかったよな、オレ?(爆)
自己流ですが、あまりあてにならないけど・・・
へらの竿掛けの時に印籠芯の中に細い竹と竹ひごを入れてソリッドにし、芯の中にゆるーーいアロンアルファーを浸透させて中でガチガチに固まり割れない様にしていました。(芯の外側にコーティング出来ないもので・・・)
にだけ、金属製の芯が入っています。
和竿ではこういう作り方をするようですね。
なるほど、同じ材質のものを詰めてソリッドにするのは
理にかなってますね。さすがです