今年から定期演奏会のシーズン券(全5回)を買うことにしたバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)。今日はその初回、第102回定期演奏会でした。
場所は久々の初台、オペラシティ。この人は相変わらず空に向かってモグモグ中。
オペラシティはホールの下に色々と店があって腹ごしらえには便利なのですが、今日の気分はSubway。生ハムとマスカルポーネ+バジルソース、パンはウィートのトースト。
プログラムはパイプオルガンの前奏に続き、バッハの初期カンタータから。
私はクラシックマニアでも何でもないので、コンサートに行っても知らない曲がしょっちゅう出てきます。ところが、たまにそれとは知らずに曲が始まってみると「あれ、これあの曲じゃん!」と思うことがあります。
今日はまさにそれ。バッハのカンタータ「キリストは死の縄に縛(いまし)められ(BWV 4)」が弦のユニゾンで始まった瞬間、それがHMVで買ったカール・リヒターのボックスセットの「カンタータ集」の冒頭を飾る曲で、何とはなしに一番心に引っ掛かっていた曲であることに気付きました。これぞ出会いの妙。
しかも今日は天井桟敷の3階席(つまり値段が一番安い)にもかかわらず、ステージすぐ右手、かつステージとその上の反響板との中間辺りというポジションのせいか、音がコンパクトにまとまって聴こえる感じ、爽快この上なし。勿論それはBCJの演奏が気合い十分だったこともありますが、これまでオペラシティはパイプオルガンの轟音かフルオーケストラの咆哮でしか十分に鳴らない印象だったのが、今日の席はかな~り気に入りました。
幸い残り4回も同じ席なので、今後の定期演奏会が楽しみです。
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