ジャン・ロンドーのチェンバロ・リサイタル(10/31王子ホール)。
2017年の初来日は聞き逃したが、NHKで放送された「ゴルトベルク変奏曲」を聴いて、次回は必ずとチェックしていた。
プログラムは、副題に "In the Italian Taste" とあるように、イタリアのスカルラッティと、イタリア様式に学んだ同い年のバッハの作品を交互に並べる。
80分休憩なし、随所に即興を交えながらのその演奏は自由自在で、まるで一巻の絵巻物のよう。アンコールのクープラン2曲に続くロワイエ「スキタイ人の行進」に至っては、楽譜にない部分の方が長いくらい。弾きながら即興が即興を呼び、楽想が楽想を呼ぶ、つまり音楽が生まれる瞬間がそこにある、素晴らしい体験。
あ、久々の「木村屋」あんぱんセットも乙でした・・・
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