東京ミッドタウン(六本木)のサントリー美術館で開催中の「美濃の茶陶」展。副題に「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部」とあるように、桃山時代の美濃焼の名品が揃う。
会期終盤の金曜夜にもかかわらず会場は空いていて、時に豪壮、時に繊細な美濃の世界を存分に堪能。
(志野茶碗 銘 朝日影 桃山時代 16~17世紀 香雪美術館蔵)
(鼠志野柳文鉢 桃山時代 16~17世紀 サントリー美術館蔵)
会場のレイアウトもよく考えられていて、立体的な図柄が描かれた茶碗は前後左右から眺められるのは勿論、必ずしも順番にまわらずともゆったり鑑賞できるようになっているので、変な言い方だが、心のなかの空気がすっかり入れ替わったような気がする。会期は11/10まで。
黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 -美濃の茶陶
2019年9月4日~11月10日
サントリー美術館
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