スリランカ生まれ、カナダ在住のマイケル・オンダーチェ。
昨年その The Cat's Table を読み、次はと楽しみにしていたのがこの The English Patient (邦題『イギリス人の患者』)。
静謐な文体は前作と同様で、確かに美しい小説ではある。しかし、最後まで読んでもやはり掴みどころのない感じが残る。
これがこういう小説のスタイルというのであれば、個人的にはよく分からない。(因みに1992年のブッカー賞受賞作。)
今年の本は、気に入るものと気に入らないものがなぜだかはっきり分かれるなぁ・・・
Michael Ondaatje,
The English Patient
(Bloomsbury)
昔むかしに読んだ記憶があります。
ブッカー賞受賞に引かれてですが。
人に薦めたいとは考えませんでした。
なぜか判りませんが
文泉
文章は良いんですが、ちょっと構成に
走り過ぎたというか・・・
過去と現在を行ったり来たりと小説は、
何だか当たり外れが多いような気がします。
選ぶ目がないだけかも知れませんが