E. S. ガードナーが A. A. フェアという別名で書いたクール&ラム・シリーズ。
どこを探しても本が見当たらないので、やむなく Amazon の Kindle を導入し、早速 The Bigger They Come を読む(邦題『屠所の羊』)。
訳あって無職のドナルド・ラムが求人広告を見て飛び込んだのはバーサ・クール探偵事務所。体は小さいが才気溢れる青年ラムと、腹の据わった肝っ玉母さんのクール女史。これがその第1作、すなわち二人の馴れ初め。ペリー・メイスン物とはちょっと視点が違うのだが、その書き分け方は見事という他ない。
因みにこのKindle。辞書が内臓されているので、知らない単語はその場でチェックできるし、それが自動的に単語帳に登録される。
何よりも両手で開いて持たなくて済むので、電車のなかでもスペースを取らず片手で快適。これがあるから紙の本を買わなくなるとは思えないし、要するに使い方次第。
>文泉堂師匠
お薦めいただいたクール&ラム・シリーズ、文句なしに面白いです。どんどん行きます。
A. A. Fair, a.k.a. E. S. Gardner,
The Bigger They Come
(Kindle)
確かラムちゃんシリーズの第1冊目だつた
と思います。
登場人物が少ないわりには
意外と犯人探しが困難で
30強から40パーセント弱の確率でした。
クールばあちゃんも単純ながら面白い人物でした。
文泉拝
目黒川の桜に対抗上
裏山の山桜を先週眺めて来ました。
やや頭でっかちな感のあるラムくんと、
それをお母さんよろしく見守るクール女史。
謎解きという点ではかなり凝った作りなので、
真犯人を想像しても多分まったく無理で、
だから開き直って楽しめます。
早速2作目を読んでいますが、冒頭の20パーセント
(電子書籍なのでを、ページではないのです)で
既に相当引っ張られてます。