昨年末、こんな記事を見ました。
オタゴ大学の研究者は「ジェームズ・ボンドは慢性的なアルコール消費の
問題を抱えている、という一貫した強力な証拠がある」
という結論に至ったようです。
これは
「この研究はちょっと変わった研究を競いあう
The MJA Christmas competitionに提出されたものです。」
と〆られておりますが、この結論は1961年に既に出ています。
原作 今ワタシが持っているやつ
ワタシが最初に出会ったバージョン
現行の文庫版
面白いのはユーザーレビューが4件ほどあるのですが、
中に、この小説の由来をとうとうと書いている方がいらして
ちょいと戸惑います。
書いてあることは既存の出版物やNET記事などで散々書かれたことで
これを、作品紹介として個人のブログなどに書くのであればともかく
こういった公共の場でいまさら、誤解を恐れずに言えば
Wikipediaの丸写しのようなレビューをするってのはどんなものなのか
映画版はやはりバルカン爆撃機が出てくるのが見所ですかね
あれかっこいいですしね。
MAX渡辺さんという模型作家さんが
ホビージャパンで学生ライターだった頃
バルカン爆撃機の模型を見て
”かっこいい!何のキャラクターですか”
と聞いた話ってけっこう有名??
HAYAKAWAのポケミスの画像だけど、中身は
さいとうかたをさんのマンガ版
これはワタシが数年前に買ったやつ
ではなしを、Mr.Bondの健康状態に戻すと、
この作品の冒頭で、
ウイスキーソーダを11杯目の酒として飲んでいます。
その翌日007は健康診断の結果がでて、
ニコチンの多いバルカン葉の煙草を日に60本吸う
60-70度の酒精を含む酒を半瓶ほど摂取し、それが悪化してゆく傾向がある
そのた、背骨の異常やリュウマチ起因の頭痛などの理由から
シェラブランズというリハビリ施設に送られます。
ここででてくる木の実のカツレツってどんな料理なんだろう。
日に60本タバコを吸うといったら、
8時間勤務で480÷60=8分に一本すっている計算です。
一本すうのに5分くらい?とすると、勤務中ほとんどの時間吸っているコトになります。
これは健康に対して由々しき問題でしょう。
ニコチンの致死量は成人で500-1000mg と推定される(Wikipediaより)ですが
それ以外に、ニコチンって体に悪いのかしら
煙草の害は主にタールによるもので、ニコチンは依存症の原因になるだけだ
と思ったんだけど違うのかな
しかもこれらは、特殊任務についていないときの
平時の勤務が退屈なためという記述があります
こういう結論が、1961年に書かれた原作にあるし
ストレスについては、黄金銃を持つ男で言及されています。
(これは一転して特殊任務のストレスとされていますが)
そういった原作で既に語られていることを、
発表の場が「ちょっと変わった研究を競いあう」であったとしても
いまさら発表して、意味があるのでしょうか
というかこの研究者共、原作読めよ、と思います。
面白いから(笑)
それと、ステアーでなくシェイクしたウオッカマティーニを
ヴェスパーとか、ヴェスパーマティーニと呼ぶのも、おかしなハナシです。
カジノロワイアルにでてきて、ボンドはこのカクテルの特許を取って、
名前を付けるつもりでいて、劇中でヒロイン(ヴェスパー・リンド)から
名前を取ろうとする、ラブシーンがあるのですが、
悲劇的な結末から、この命名はされずにおわり、
後の作品でもウオッカマティーニとした出てきません。
原作に敬意を払うのであればこのカクテルをヴェスパーと呼ぶのは、
作品とカクテルへの冒涜でしかありません
もともとこのカクテルはバーでバーテンさんにボンドマティーニと注文すれば
キナ・リレ のヴェルモットが入手困難ではあるようですが
ここはおまけして、他社のものを使うとしても、
そういうものは1960年代から既にちゃんと出してくれるのだそうです
ってこの話前にしたっけ?まあいいか
おまけ
月齢表
Watanabe様
明けましておめでとうございます・
当ブログは、グルメブログではなく
くいしんぼぶろぐ(命名 アニキ)でございます。(笑)
グルメは酒が飲めることが条件です。
豆知識 中国で一般的な年越しの御馳走は北京家鴨(違
東南アジアで、グレゴリオ暦で新年を祝うのって、日本ぐらいですかね。
台湾の人は、旧正月をほんとのお正月と言っておりました。
オタゴ大学の研究者は「ジェームズ・ボンドは慢性的なアルコール消費の
問題を抱えている、という一貫した強力な証拠がある」
という結論に至ったようです。
これは
「この研究はちょっと変わった研究を競いあう
The MJA Christmas competitionに提出されたものです。」
と〆られておりますが、この結論は1961年に既に出ています。
原作 今ワタシが持っているやつ
ワタシが最初に出会ったバージョン
現行の文庫版
面白いのはユーザーレビューが4件ほどあるのですが、
中に、この小説の由来をとうとうと書いている方がいらして
ちょいと戸惑います。
書いてあることは既存の出版物やNET記事などで散々書かれたことで
これを、作品紹介として個人のブログなどに書くのであればともかく
こういった公共の場でいまさら、誤解を恐れずに言えば
Wikipediaの丸写しのようなレビューをするってのはどんなものなのか
映画版はやはりバルカン爆撃機が出てくるのが見所ですかね
あれかっこいいですしね。
MAX渡辺さんという模型作家さんが
ホビージャパンで学生ライターだった頃
バルカン爆撃機の模型を見て
”かっこいい!何のキャラクターですか”
と聞いた話ってけっこう有名??
HAYAKAWAのポケミスの画像だけど、中身は
さいとうかたをさんのマンガ版
これはワタシが数年前に買ったやつ
ではなしを、Mr.Bondの健康状態に戻すと、
この作品の冒頭で、
ウイスキーソーダを11杯目の酒として飲んでいます。
その翌日007は健康診断の結果がでて、
ニコチンの多いバルカン葉の煙草を日に60本吸う
60-70度の酒精を含む酒を半瓶ほど摂取し、それが悪化してゆく傾向がある
そのた、背骨の異常やリュウマチ起因の頭痛などの理由から
シェラブランズというリハビリ施設に送られます。
ここででてくる木の実のカツレツってどんな料理なんだろう。
日に60本タバコを吸うといったら、
8時間勤務で480÷60=8分に一本すっている計算です。
一本すうのに5分くらい?とすると、勤務中ほとんどの時間吸っているコトになります。
これは健康に対して由々しき問題でしょう。
ニコチンの致死量は成人で500-1000mg と推定される(Wikipediaより)ですが
それ以外に、ニコチンって体に悪いのかしら
煙草の害は主にタールによるもので、ニコチンは依存症の原因になるだけだ
と思ったんだけど違うのかな
しかもこれらは、特殊任務についていないときの
平時の勤務が退屈なためという記述があります
こういう結論が、1961年に書かれた原作にあるし
ストレスについては、黄金銃を持つ男で言及されています。
(これは一転して特殊任務のストレスとされていますが)
そういった原作で既に語られていることを、
発表の場が「ちょっと変わった研究を競いあう」であったとしても
いまさら発表して、意味があるのでしょうか
というかこの研究者共、原作読めよ、と思います。
面白いから(笑)
それと、ステアーでなくシェイクしたウオッカマティーニを
ヴェスパーとか、ヴェスパーマティーニと呼ぶのも、おかしなハナシです。
カジノロワイアルにでてきて、ボンドはこのカクテルの特許を取って、
名前を付けるつもりでいて、劇中でヒロイン(ヴェスパー・リンド)から
名前を取ろうとする、ラブシーンがあるのですが、
悲劇的な結末から、この命名はされずにおわり、
後の作品でもウオッカマティーニとした出てきません。
原作に敬意を払うのであればこのカクテルをヴェスパーと呼ぶのは、
作品とカクテルへの冒涜でしかありません
もともとこのカクテルはバーでバーテンさんにボンドマティーニと注文すれば
キナ・リレ のヴェルモットが入手困難ではあるようですが
ここはおまけして、他社のものを使うとしても、
そういうものは1960年代から既にちゃんと出してくれるのだそうです
ってこの話前にしたっけ?まあいいか
おまけ
月齢表
Watanabe様
明けましておめでとうございます・
当ブログは、グルメブログではなく
くいしんぼぶろぐ(命名 アニキ)でございます。(笑)
グルメは酒が飲めることが条件です。
豆知識 中国で一般的な年越しの御馳走は北京家鴨(違
東南アジアで、グレゴリオ暦で新年を祝うのって、日本ぐらいですかね。
台湾の人は、旧正月をほんとのお正月と言っておりました。