『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

数学オリンピックで金メダル4個

2014-07-15 10:27:22 | 日記

第55回国際数学オリンピック(IMO)が7月3日~13日、南アフリア・ケープタウンで開催され、日本代表の高校生6人全員がメダルを獲得した。6人のうち、4人は金メダルという好成績で、国別順位は5位だった。 IMOは、世界各国・地域の数学的才能に恵まれた若者を見出し、才能を伸ばすチャンスを与えることなどを目的に毎年開催されている。今回の大会には、世界101の国や地域から560人の生徒が参加した。日本からは、高校生6人が出場。7月8、9の2日間、各3問の筆記試験を1日4時間半にわたって取り組んだ。

日本人は基本、学校では競争が排除されて、社会に出ると差別化が要求されます。上記のような高校生は特異であり、今後世界を股にかけての活躍が期待されます。筆者も昔親から示されていた世界地図と現実が違いすぎ、社会に出たての頃は悩み、自分の限界を知るまで、深酒に浸った時期がありました。学生時代は成績が振るわず、風潮に溶け込めず、社会人になりこのような悩みを克服する人が社会では成功するのかもしれません。挫折は人を強くしますが、学問は吸収できる時に吸収するのが基本です。その意味で筆者は今の高校受験には疑問を感じています。中学2、3年生は受験よりも感受性を伸ばす時期でもあるのです。この時期に社会に出てあまり役立たない暗記に明け暮れているのは人生の浪費です。ただ問題は教育費にあります。現在は公立の中高一貫校は10倍以上の倍率であり、多くの子供は私立に行かざろう得ない状況です。そうなると共稼ぎではない家庭や親の収入が勤労者平均以下の子供は十分な教育を受けられないという負の連鎖に突入します。将来的には『ハングリー精神』が旺盛で日本に貢献する人材が多数存在しているにも関わらずです。結局、未来は格差社会なのです。但し、正しく、努力した人は報われるべきです。

(以下コピー)  今の日本は、社会に出る前と出た後で、ほぼ真逆のことを言われます。

 学校にいる間は、競争が排除され、"みんな一緒"が善しとされます。飛び抜けて得意なことがあっても、それを伸ばすことはできず、周りに合わせるように指導されます。

 最近は、小さいころから明確な勝敗や区別がつけないように、教育が"配慮"されています。一部の幼稚園では、絵柄のプリントが入った靴下が禁止になっています。理由は、「絵柄が入った靴下を買いたくても買えない家があるから」だそうです。

 小学校の運動会では、徒競走を「手をつないで」走らせる学校があるようです。手をつなげば全員が1位で、全員がビリです。差をつけないという意図のようです。

 中学校、高校でも、同質化を要求されます。制服を着て、同じ行動をするように促されます。差がつかないように、みんなと同じでいるように、そしてテストでは自分の考えではなく学校が用意した"答え"に従うように義務付けられています。

 みんな一緒であれば安心、という心理がここで植えつけられたように思います。

 しかし、社会に出たら即座に競争にさらされます。社会に出る一歩前の"就活"の時期からかもしれません。現実社会では、勝敗が明確につきます。また、力がある者が勝ち続け、力がない者は負け続けてしまいます。

コメント (1)
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