全く卑劣な行為です。フリージャーナリストの後藤健二さんが意味もなく殺害されました。ご家族にはお悔やみ申し上げます。今回の事件で明らかになったのは日本が集団的自衛権を成立させそれを行使し万一捕虜や誘拐された場合でも日本政府は独力で救出できないということです。紛争地域解決のため自衛隊が後方支援といってもいつ戦闘地域に変わるのか誰にもわかりません。さらにISILは今後もこの地域の関係のない邦人殺害を予告しています。このような殺人鬼が闊歩し国連が対応しない状況では支援活動は出来ず邦人保護の観点からも戦闘地域とみなし一旦撤収すべきでしょう。潘基文国連事務総長は平和のために活動している日本に対して何故支援しないのか疑問です。この地域は米国や国連の対応力の無さで今後戦闘状態になるはずです。追加 イスラム国の最高指導者バクダディは2度も拘束されながら模範囚に紛れて米国、イラクに釈放されているようです。強い憤りを感じます。
以下コピー 【シャンルウルファ(トルコ)時事】過激組織「ISIL」とみられるグループが後藤健二さんを殺害したとする動画が公開されたことを受け、後藤さんを知るトルコやシリアの関係者の間には31日夜、当惑やISILに対する怒りが広がった。
後藤さんがシリア取材の拠点として使っていたトルコ南部ガジアンテプのホテルの支配人は電話取材に対し「自由を取り戻せるよう祈っていた。解放を心から願っていたのに最悪の展開になってしまった」と落胆した声で語った。ISILに対しては「何の罪もない人の命を軽んじることは絶対に許せない。イスラム教に対する侮辱でもある」と強く非難した。
後藤さんが消息を絶った昨年10月のシリア取材で最初行動を共にしていたガイドのアラディン・ザイムさんは「こんなことになるなんて、とても信じられない」と絶句。後藤さんがトルコ南部キリスからシリアに入る際、シリア側で取材許可証を出した「メディアセンター」のユスフ・ハラプさんは「何と言っていいか分からない。大事な友人なのに」と言葉を絞り出すように話した。
イスラム国支持者とみられるユーザーらが検問所前で待機する日本の報道陣の写真を掲載。中には記者の顔がはっきりと判別できる写真もあり、ユーザーらからは「このうちの誰かを誘拐して、別の捕虜交換に利用しろ」といった書き込みが相次いだ。