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朴大統領が経済危機を繰り返し言及している韓国でなぜ?「ムーディーズ国債格付け「Aa2」に引き上げ」

2015-12-21 08:02:12 | 日記

 韓国経済はいったいどうなっているのでしょうか?不安を代弁するかの如く韓国の大学教授が選ぶ今年の四字熟語が「昏庸無道」に決まった。(昏庸無道とは、社会や政治が闇に包まれ正常な状態にないことを表す言葉。)さらに、ネット調査では韓国国民の8割以上が「来年が今年より良くなることはない」「現場で感じる危機感は本当に大きい。しかし大統領が何度も繰り返して危機を強調したところ、むしろ国民が感じる危機意識は弱まっているようだ」。ある財界関係者もこのように述べた。ところが、国際格付け会社のムーディーズは何故か韓国国債を格付け『Aa2』へ1段引き上げです?日本ははるか下位の『A1』。この胡散臭い格付け機関はリーマン・ショックでも証明されましたがデタラメで信用できません。朴槿恵(パク・クネ)大統領は与党法案成立を目指し『韓国経済を危機状況と診断し、経済活性化関連法案が処理されないことに対して連日、国会を批判』していますが、景気は気から、来年にも国際格付け会社のムーディーズの引き上げとは真逆の大不況入りしそうです。

以下コピー  国際格付け会社のムーディーズが韓国の国債格付けを「Aa2」に1段階引き上げた。4月に韓国の格付けを「Aa3(安定的)」から「Aa3(肯定的)」に引き上げてから8カ月ぶりだ。格付け見通しは「安定的」と提示した。Aa2は韓国が3大格付け会社から受けた格付けで最も高い等級だ。

主要20カ国(G20)のうち韓国より格付けが高い国は米国、ドイツ、カナダ、オーストラリア、英国の5カ国だ。フランスは韓国と同じ等級だ。現在S&Pとフィッチは韓国の格付けをムーディーズより1段階低い「AA-(安定的)」としている。

ムーディーズは韓国経済が今後5年間に先進国より高い成長を持続し、1人当たり所得も欧州の先進国水準に近接していくものと評価した。国内総生産(GDP)比0.5%水準の財政黒字を継続しGDP比の政府負債比率も40%台を維持すると予想した。

また、過去に比べ対外健全性が改善されており、公共年金改革や家計負債問題なども適切に管理していると評価した。企画財政部は「良好な対外・財政部門の健全性を維持し経済活性化と構造改革を持続的に推進していることを高く評価した結果とみられる」と明らかにした。

だが、ムーディーズは構造改革の後退、長期成長見通しの悪化、公企業など政府財政の悪化などは格付け引き下げ要因になり得ると指摘した。

チェ・ヒナム国際経済管理官は、「米国の金利引き上げ開始、原油安基調の強化、中国経済鈍化の懸念などにより国際金融市場で新興国に対する不安がいまなお残る状況で、韓国の対外信用度が他の国と明確に差別化されるという点を国際的に認められた格好だ」と話した。

韓国の外貨準備高は先月末基準で3684億6000万ドルに達し過去最大水準であることに加え、10月まで経常収支が44カ月連続で黒字を記録している。

だが国債の償還可能性を評価する国債格付けが上がったからと直接体感景気の上昇につながることを期待するのは難しいという指摘も出る。ハナ大投証券センター長のチョ・ヨンジュン氏は、「ムーディーズは内需市場拡大や賃金引き上げのような実体経済の成長性を評価するのではない。低成長局面に入り込んだ韓国経済はシステム的にはとても改善され健全になっても、相応に景気が改善する速度を感じるのは厳しいだろう」と話した。

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