永田町が慌ただしくなってきました。昨日、安倍晋三首相が19日、橋下徹・前大阪市長と東京都内のホテルで約3時間半会談し、ナンバー2の菅義偉官房長官、国政政党「おおさか維新の会」代表の松井一郎氏も同席しました。憲法改正を旗印に自民・おおさか維新連合発足が現実味を帯びだしてきたからです。安倍首相が絶大の権力を維持し「ダブル選挙で勝利し、おおさか維新の会を補完勢力として圧倒的な数の力で権力の座に居続ける」、さらにおおさか維新の会協力のもと憲法改正を行ない2020年東京オリンピックまで居続けるシナリオのようです。その為の切り札が「衆参ダブル選挙」「2017年消費増税無期限凍結」です。今のまま、野党が行っている全く内容について議論せず「レッテル貼り」ムードで反対には同調出来ませんが、消費税凍結をエサに、なし崩しの国民だまし討ち憲法改正には反対です。
以下コピー 政治評論家浅川博忠氏は「自公圧勝の流れは明白だ。ダブル選後、安倍首相は中曽根康弘元首相のように総裁任期の延長を勝ち取り、20年東京五輪を首相として迎えるだろう」と語った。
対照的に野党は壊滅状態だ。岡田克也代表率いる民主党は現有議席より8議席減となり、維新の党も3議席減となった。
浅川氏は「民主党と維新の党が合併したとしても、効果は限定的だ。両党は野党でありながら、『いかに議席を減らさないようにするか』という守りの選挙を強いられる。展望がない」との見方を示す。
野党で唯一、気を吐くのは共産党で、「地方選の結果が軒並み好調だ。安倍政権に対するブレーキ役とみられている」(浅川氏)。
「良識の府」を選ぶ、参院選はどうか。
自民党は改選議席を大きく上回る69議席で、公明党は1議席上乗せした。非改選を含めれば、自民、公明両党だけで155議席を確保し、3分の2(162議席)に限りなく近づいた。
野党は厳しい。
民主党は、改選議席の半分も確保できない。浅川氏は「1人区で全敗し、複数区でも取りこぼしが出てくる。連合もかつてのようには動かない」と分析する。
自公両党の議席に、安倍首相と波長が合う大阪市の橋下徹市長が立ち上げた、おおさか維新の会(10議席)を加えれば、参院でも3分の2を上回り、憲法改正が目前に迫ってくる。