『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

巨人菅野智之投手『パイオニア元大リーガー野茂英雄投手と違い覚悟なきメジャー挑戦』

2020-12-16 04:03:06 | スポーツ
来季メジャーや日本プロ野球がどうなっているかなんて、現時点ではだれも分からない。それは今後、米球団と交渉しても一緒です。巨人菅野投手に何が何でもメジャーで自分の腕試しをするという気概がないことが問題ではないか。と指摘している下記の スポーツライターがいます。日本では圧倒的な存在感で勝ち星を積み上げてきましたが、メジャーは力と力のぶつかり合い気持ちで負ければ即敗戦でしょう。能力的には十分可能だと思いますので、続く選手の為にもメジャーで頑張ってほしいですが、中途半端な態度で覚悟がないのが気にかかります。杞憂で終わりメジャーで活躍することを期待します。 
以下抜粋コピー
「一番の懸念材料は異国の地で初めての経験ということで、どうなるか分からないという、そういう不安の状況で果たして自分のパフォーマンスができるのか」と菅野智之投手。つまり米国のコロナ禍の状況次第で、残留もあるということだ。さらに「(メジャーか残留か)天秤にかけているわけじゃない」と言いながら、「向こうに決まる前提で話は進めたくない」とも。ハッキリしているのは、菅野にはどんな状況だろうと自分はメジャーでプレーするという強い意志がないことだ。
 ■野茂移籍時はストが影響し契約もマイナーだった

 確かに米国のコロナ禍は日本の比ではない。状況次第では今季のようにシーズンが短縮されるかもしれないし、予定通り4月1日に開幕できない可能性もあるだろう。菅野が言うように「自分のパフォーマンス」が発揮できないケースもあり得る。ただ、来季がどうなっているかなんて、現時点ではだれも分からない。それは今後、米球団と交渉しても一緒だ。それより何より、菅野には何が何でもメジャーで自分の腕試しをするという気概がないことが問題ではないか。  
例えば日本人大リーガーのパイオニアである野茂英雄が海を渡ったのは1995年。前年からのストライキの影響で、開幕が1カ月近くズレ込んだ上、レギュラーシーズンが162試合から144試合に短縮されたタイミングでの移籍だった。しかも、ドジャースとはマイナー契約。約2億円の契約金は手にしたものの、近鉄時代に1億4000万円だった年俸は980万円まで下がった。シーズンがどうなるか分からず、年俸も格安に。先の保証がなくても、メジャーでのプレーを選択した。 世界最高峰のレベルで自分の力を試したいという強靱な意志を貫いたからこそメジャーでも成功した。コロナ禍による不安は理解できるとしても、菅野に彼らほど強い気持ちがあるかといえばクビをかしげざるを得ないのだ。 「向こうに決まる前提で話は進めたくない」とすれば、浮上するのは1年後、33歳になるシーズンに海外FAを行使してのメジャー挑戦になる。
今年なら「42億円」も来年は「16億円」
 今回のポスティング移籍の場合、所属球団への「移籍金」が発生する。金額は契約金などを含む選手の年俸総額によって決まる。契約した年俸総額のうち2500万ドル(約26億円)まではその金額の20%。同様に2500万ドルを超えて5000万ドル(約52億円)までの分は17.5%、5000万ドルを超えた分は15%、移籍金は3段階の金額の合計となる。FA権を使った移籍なら、これが発生しない。1年待てば、移籍金の分、菅野の取り分に上積みがあるのか。メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう指摘する。
「まずは年齢です。メジャーには基本的に35歳にかかる年までの契約を結ばないという不文律があります。今なら3年3000万ドル(約31億円)~4000万ドル(約42億円)の契約が結べるでしょう。けれども、仮に来年も巨人に残り、今年(14勝2敗、防御率1.97)同様の好成績を残したとしても、33歳になる2022年に挑戦することになるので、年数は良くて2年。契約は1500万ドル(約16億円)~2000万ドル(約21億円)程度で、今回から半減する可能性が高い。しかも、これは13連勝した今季同様の活躍をした場合です。来年は間違いなく成績は落ちるでしょうから、市場価値は急落します。さらに、今オフはメジャーの先発投手が『売り手市場』だということ。エースクラスはもちろん、各球団の先発2、3番手クラスがほとんど市場にいない。そのため、菅野はレッズのバウアーに次ぐ2番手の評価となっています。こんなチャンス、来オフにはありませんよ」

 菅野のメジャー挑戦にかける気持ち自体に疑問符がつく上、仮に1年待つとすれば、実入りも半分以下になりそうだ。 
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