菅首相はGo To停止を発表した日の夜、“関係修復”のために盟友二階幹事長らが開いていたステーキ会食に割り込みGoToトラベル停止を釈明した。国民に対してはステーキ会食について素直に謝罪せず「国民の誤解を招いた」と語ったことが支持率急落に繋がりました。なぜ急にキャンペーンを中止したか、なぜ二階氏と急遽会わなければならなかったのか、二階氏にとって支持母体観光業界の900万人は大事に育ててきた政治基盤で絶対に譲れない十八番だったのです。その隠された永田町の裏事情が国民の支持率急落に直結したのでしょう。さらに菅首相による安倍晋三前首相を国会招致する調整に入りは『安倍切り』だとの反発も足元の自民党内にはあり対応を一歩誤れば自民党内から矢を放たれ、自身を窮地に陥れかねない。 しかもGo To停止はエビデンスに基づくものではなく「試しにやってみる」という程度なのです。もし、GoToトラベルがコロナ感染拡大の要因なら、一時停止により拡大が抑えられることとなって、結果オーライ。今回 新型コロナウイルスの感染者数増加を受けて「Go To」キャンペーンが停止に追い込まれたが、さらに野党やは一部メディアからは緊急事態宣言の再発令を求める声が上がっている。専門家は「2度目の宣言は失業者を急増させる」など弊害が大きいと指摘しています。今やるべきは高齢者にワクチン接種開始ではないでしょうか 。
以下抜粋コピー
経済ジャーナリストの須田慎一郎が19日、読売テレビ「あさパラ!」に出演。新型コロナウイルス感染拡大が広がる中、「絶対に東京五輪は開催される」と主張した。菅義偉首相の側近に「東京五輪、どうなりますかね」と聞いた結果と明かした。
1961年生まれの須田氏は「(自身は)64年開催の東京五輪に対するイメージがない」とした上で、「菅さんは昭和39年の東京五輪開催当時15歳。やっぱり東京五輪はすごいなあ。経済は右肩上がりだし、国威発揚でね。国民の気分も上がった。『五輪は日本経済を成長させた!!』と思いは格別なんだそう。『ぜひやりたい。成功させたい』の思いが強いんですって」と取材に対する側近の回答を話した。
そして、菅首相の描く青写真として「来年前半にワクチンをほぼほぼ国民に投与して、来年夏に東京五輪、それで国威発揚してみんな気分が上がったとこで解散・総選挙。再選。自民党大勝と」という流れを説明。「ここ(選挙)で勝つためには東京五輪、必ずやりたい」と続けた。
❷会食は東京・銀座のステーキ店で開催。プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏、政治評論家の森田実氏、タレントのみのもんた氏、林幹雄幹事長代理も同席した。首相は首相官邸での政府対策本部で「GoToトラベル」の全国一斉停止を決めた後、遅れて参加し約45分懇談した。
支持率下落が止まらない菅首相。とうとう「#スガやめろ」が、ツイッターでトレンド入りした。国民の怒りは強まるばかりだ。実際、ネット上には怒りの声が渦巻いている。
「Go To」をストップせず、ネット動画の対談では「ガースーです」とおちゃらけ、8人という大勢でステーキ会食を満喫しているのだから、国民が怒るのも当たり前である。
そのうえ、ステーキ会食について素直に謝罪せず、「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省している」と釈明したため、<何か「誤解」したっけ><国民が何を誤解したのか。誤ったのは自分で、国民は「正解」していた>と火に油を注ぐ始末だ。 さすがに、自民党内からも「政治の局面が変わった」との見方が出始めている。
「菅首相に対する自民党内の空気も変わりはじめています。Go Toの一時停止を決めた時は、党の国土交通部会で『総理の判断でも納得できない』と不満の声が飛んだ。二階派幹部は『勝手なことしやがって』と激怒しています。公然と総理を批判する声はこれまで聞かれなかった。ステーキ会食についても、岸田前政調会長は『自らの行動をしっかり考えていかなければいけない』と批判しています。この先、菅首相が大きなミスをしたら、批判が止まらなくなる可能性があります」(自民党関係者)
「Go To」をストップせず、ネット動画の対談では「ガースーです」とおちゃらけ、8人という大勢でステーキ会食を満喫しているのだから、国民が怒るのも当たり前である。
そのうえ、ステーキ会食について素直に謝罪せず、「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省している」と釈明したため、<何か「誤解」したっけ><国民が何を誤解したのか。誤ったのは自分で、国民は「正解」していた>と火に油を注ぐ始末だ。 さすがに、自民党内からも「政治の局面が変わった」との見方が出始めている。
「菅首相に対する自民党内の空気も変わりはじめています。Go Toの一時停止を決めた時は、党の国土交通部会で『総理の判断でも納得できない』と不満の声が飛んだ。二階派幹部は『勝手なことしやがって』と激怒しています。公然と総理を批判する声はこれまで聞かれなかった。ステーキ会食についても、岸田前政調会長は『自らの行動をしっかり考えていかなければいけない』と批判しています。この先、菅首相が大きなミスをしたら、批判が止まらなくなる可能性があります」(自民党関係者)
もともと、無派閥の菅首相は党内基盤が弱い。二階派だけが頼りの政権である。しかも、安倍―麻生連合は、菅―二階コンビが我が物顔で振る舞っているのを苦々しく思っているという。もし、内閣支持率が30%台に突入したら「菅降ろし」が勃発してもおかしくない。
すでに永田町では「4月退陣説」まで流れ始めている。 「新型コロナの問題は、国民の生命と健康と生活に直結する問題です。それだけに感染拡大が収束しない限り、内閣支持率の下落は止まらないでしょう。来年は総選挙があります。選挙の顔にならないとなったら自民党議員が“菅降ろし”に動いても不思議ではありません。たとえば、来年度予算が成立したタイミングや、通常国会の会期末に“菅退陣”という事態も想定されます」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)