『名も無く豊かに元気で面白く』

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株式市場の「高揚感」歴史的な2つのバブル「チューリップバブル」「南海泡沫事件」崩壊と類似

2023-10-28 05:45:16 | 日記
10/27米国株式市場はまちまち。ダウ平均は366.71ドル安の32,417.59ドル、ナスダックは 47.41ポイント高の12,643.01で取引を終了した。  オンライン小売りのアマゾン(AMZN)や半導体のインテル(INTC)決算を好感しナ スダックは上昇した一方、ダウは下落で、寄り付き後、まちまち。その後もダウは マクロ経済への懸念が重しとなり終日軟調に推移。ナスダックは利上げが終了に近 づいたとの思惑や決算を好感した買いが続き堅調に推移した。しかし、終盤にかけ てイスラエル軍がガザ地上部隊拡大するとの報道を受けて相場は失速、ダウは下げ 幅を拡大。ナスダックも上げ幅を縮小し、終了。

処で上にも下にも大きく動く株式相場はどうなんでしょうか?投資アドバイスを行うスミード・キャピタル(Smead Capital)によると、現在の株式市場は「ユーフォリア(高揚感から熱に浮かされているような状態)」にあり、投資家にとっては最悪の結末を迎える可能性があるという。
同社は2023年10月16日、株主向け書簡にこう記している。
「投資家との会話の中で、我々はこの金融ユーフォリアの『全体性』を指摘している。信じられないほどの低金利が長く続いたこの時期を、歴史の教科書では1636年にアムステルダムで起きたチューリップバブルと1720年にイギリスで起きた南海泡沫事件が組み合わさったものとして振り返るようになるだろう」
チューリップバブルとその崩壊は、2020年から2021年にかけて急騰し、2022年には金利上昇によって急落した暗号資産(仮想通貨)、ミーム株、IPO(新規株式公開)、SPAC(特別買収目的会社)を巡る市場の興奮を思い起こさせるとスミードは言う。
また、南海会社のバブル崩壊は、AIの台頭によってウォール街が熱狂したことで急騰した現在のハイテク株の動きに似ているとも指摘している。
2023年の株価はかなり好調で、S&P500種株価指数は年初来で15%近く上昇した。しかし、このトレンドは、市場を押し上げている力が弱まるにつれて、すぐに終わりを告げるとスミードは考えている。
同社は2009年に、今後10年という長期にわたって強気相場が続くと、10の要因を挙げて予測した。そしてその予測は的中した。
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