米国のトランプ次期大統領と中国の習近平国家主席は、電話協議し、台湾問題や貿易などについて議論した。昨年11月の米大統領選後、両者の直接対話が公になるのは初めて。中国側の発表では、双方は戦略的な意思疎通の仕組みを確立することで合意した。 中国国営新華社通信によると、習氏は「両国は広範な共通の利益があり、パートナーや友人として、両国と世界に恩恵をもたらせる」と述べ、安定した中米関係の重要性を強調。ウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区の情勢についても意見を交わしたという。 これに対し、トランプ氏は、電話協議について「とても素晴らしいものだった。多くの問題をともに解決し、すぐにスタートを切れると期待している」とSNS(ネット交流サービス)に投稿した。 協議の中で習氏は「意見の相違は避けられないが、重要なのは互いの核心的利益を尊重し、適切な解決方法を探ることだ」と指摘。台湾問題への慎重な対応を求め、両国の貿易関係が対立や衝突の道を選ばないよう促したという。 トランプ氏は、中国で原料が製造されている合成麻薬のフェンタニルや、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」なども議題に上ったことを明らかにした。 トランプ氏はかねて巨額の対中貿易赤字を問題視してきた。フェンタニルが米国に流入するのを止めなければ、中国からの輸入品に一律10%の追加関税を課すと公言する。次期政権の要職にも対中強硬派を起用し、中国は中米関係の不安定化を警戒している。
トランプ氏のジャブが炸裂した感がありますね。
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