宮沢賢治も「農民芸術概論綱要」で万人に共通する無意識を農民芸術の中核に据えているようです。
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第三章 さとりの心
第二節 かくれた宝
六、昔一人の王があって、象を見たことのない人を集め、目隠しをして象に触れさせて象とはどのようなものであるかをめいめいに言わせた。象の牙に触れたものは、象はおおきな人参のようなものであるといい、耳に触れたものは、象は扇のようなものであるといい、鼻に触れたものは杵もようなものであるといい、足にふれたものは臼のようなものであるといい、尾にふれたものは、縄のようなも . . . 本文を読む