「掌の中の無限」(マチウ・リカール(分子生物学者にしてチベット仏教僧侶)とチン・スアン・トアン(ヴァージニア大教授(天体物理学)共著)のなかから共感するところを抜書きしていきます。・・・「蝶効果」と呼ぶものがあります。ギアナの一羽の蝶の羽ばたきがパリに雨をふらせるというものです。(つまりカオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能という理論です)
・・精神的出来事の面では蝶効果はもっとずっとはっきり出ます。単なる一つの想念が世界的な大変動をひきおこすこともあります。
仏教では「一念三千」ともいいますし、「諸法本不生不可得」ともいいます。
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弁惑指南巻一(続)
・・さて真実無妄の本不生とは、一切諸法おのおの一一に万法を具えたり。
若し有情(心あるもの)に就いて云はば、
今生には、人の形を顕したれば、外相に約して人となずくれども、
若し人、一念の瞋恚を起こすときは、即ち地獄の火なり。
一念の慳恡を発せば、即ち餓鬼の飢渇となる。
少分も愚痴を起すときは即ち、畜生の無知なり。
少分も我慢闘争を起せば即ち、修羅の心なり。
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福聚講では7月20日に定例の護国寺参拝を実施しました。
この日は連日続いた猛暑も一段落という気候で、護国寺の境内は爽やかな風が吹き抜けていました。
高原講元が四国霊場でいただいたご本尊のお姿をお持ちいただきましたので、ひとりずつ袋から取り出す形で分けていただきました。私は別格霊場の地蔵菩薩さまとのご縁をいただきました。
いつものように般若心経や観音経の全巻を声をあわせて読誦いたし . . . 本文を読む