先祖供養の経典・・4
・地藏菩薩本願經卷下 利益存亡品第七に「地藏答言。「若し男子女人有りて、在生に善因を修せず多く衆罪を造らんに、命終之後、眷屬、小大爲めに福利一切の聖事を造らば七分之中而も乃ち一を獲ん。六分の功徳は生者自ら利せん。是を以ての故に未來現在善男女等よ聞け、健なるとき自ら修せば、分分に已に獲ん。無常大鬼は期せずして到る、冥冥たる遊神は未だ罪福を知らず。七七日の内は癡の如く聾の如し、或 . . . 本文を読む
神道は祭天の古俗(明治24年)・・3
文科大学(東京大学)教授 久 米 邦 武
東洋祭天の起り
萬園の発達を概見するに、祭天は人類襁褓の世に於て、単純なる思想より起りたる事なるべし。葢義人類の始めは、柳宗元の所謂る、草木榛々鹿豕狉々なる(「天地果して初め無きか。吾得てこれを知らざるなり。生人果して初め有るか。吾得てこてを知らざるなり。・・彼その初め、万物と皆生ず。草木榛榛(しんしん)た . . . 本文を読む