先祖供養の経典・・4
・地藏菩薩本願經卷下 利益存亡品第七に「地藏答言。「若し男子女人有りて、在生に善因を修せず多く衆罪を造らんに、命終之後、眷屬、小大爲めに福利一切の聖事を造らば七分之中而も乃ち一を獲ん。六分の功徳は生者自ら利せん。是を以ての故に未來現在善男女等よ聞け、健なるとき自ら修せば、分分に已に獲ん。無常大鬼は期せずして到る、冥冥たる遊神は未だ罪福を知らず。七七日の内は癡の如く聾の如し、或は諸司にありて業果を辯論し、 審かに之を定めて後、業に拠りて受生す。未だ測らざるの間は千萬の愁苦あり。何況んや諸惡趣等に墮せんんをや。是の命終の人は未だ受生を得ざる七七日の内、念念之間に諸の骨肉の眷屬が與に福力を造りて救拔せんことを望む。是日を過ぎて後、業に随って報を受く。若し是れ罪人ならば動もすれば千百歳を経る中、解脱の日無し。若是れ五無間罪ならば大地獄に堕して千劫萬劫永く衆苦を受くべし。復次に長者よ、如是の罪業衆生命終之後、眷屬骨肉爲に齋を修營し業道を資助せんに、未だ齋食竟らざるとき及び營齋の次に、米泔菜葉地に捨てず乃至諸食未だ佛僧い献ぜざるに先に食することなかれ。如し違して食及び不精勤あれば、是の命終の人は了に不得力なり。如し精勤護淨して佛僧に奉獻せば、是の命終の人、七分獲一せん。是故に長者よ、閻浮の衆生若し能く其父母乃至眷屬の為に命終之後齋を設け、供養せよ、志心に勤懇すべし。如是の人は存亡獲利せん」。
・法苑珠林に「亡後作福。死者七分獲一。餘者屬現造者」(亡者のために追福供養すれば7分の1は先祖に、7分の6は自分に返ってくる)。
・諸経要集には「又譬喩經云。佛與阿難到河邊行。見五百餓鬼歌吟而行。復見數百好人啼哭而過。阿難問佛。鬼何以歌舞。人何以啼哭。佛答阿難。餓鬼家兒子親屬爲其作福行得解脱。是以歌舞。好人家兒子親屬唯爲殺害。無有與作福之者。後大火逼之。是以啼哭也」(餓鬼の家の子と親族は親の為に福をなしたので五百の餓鬼は解脱した,依りて歌舞している。数百の人が泣いているのは子供が追福を為さず大火が迫っているので泣いている)。
・地藏菩薩本願經卷下 利益存亡品第七に「地藏答言。「若し男子女人有りて、在生に善因を修せず多く衆罪を造らんに、命終之後、眷屬、小大爲めに福利一切の聖事を造らば七分之中而も乃ち一を獲ん。六分の功徳は生者自ら利せん。是を以ての故に未來現在善男女等よ聞け、健なるとき自ら修せば、分分に已に獲ん。無常大鬼は期せずして到る、冥冥たる遊神は未だ罪福を知らず。七七日の内は癡の如く聾の如し、或は諸司にありて業果を辯論し、 審かに之を定めて後、業に拠りて受生す。未だ測らざるの間は千萬の愁苦あり。何況んや諸惡趣等に墮せんんをや。是の命終の人は未だ受生を得ざる七七日の内、念念之間に諸の骨肉の眷屬が與に福力を造りて救拔せんことを望む。是日を過ぎて後、業に随って報を受く。若し是れ罪人ならば動もすれば千百歳を経る中、解脱の日無し。若是れ五無間罪ならば大地獄に堕して千劫萬劫永く衆苦を受くべし。復次に長者よ、如是の罪業衆生命終之後、眷屬骨肉爲に齋を修營し業道を資助せんに、未だ齋食竟らざるとき及び營齋の次に、米泔菜葉地に捨てず乃至諸食未だ佛僧い献ぜざるに先に食することなかれ。如し違して食及び不精勤あれば、是の命終の人は了に不得力なり。如し精勤護淨して佛僧に奉獻せば、是の命終の人、七分獲一せん。是故に長者よ、閻浮の衆生若し能く其父母乃至眷屬の為に命終之後齋を設け、供養せよ、志心に勤懇すべし。如是の人は存亡獲利せん」。
・法苑珠林に「亡後作福。死者七分獲一。餘者屬現造者」(亡者のために追福供養すれば7分の1は先祖に、7分の6は自分に返ってくる)。
・諸経要集には「又譬喩經云。佛與阿難到河邊行。見五百餓鬼歌吟而行。復見數百好人啼哭而過。阿難問佛。鬼何以歌舞。人何以啼哭。佛答阿難。餓鬼家兒子親屬爲其作福行得解脱。是以歌舞。好人家兒子親屬唯爲殺害。無有與作福之者。後大火逼之。是以啼哭也」(餓鬼の家の子と親族は親の為に福をなしたので五百の餓鬼は解脱した,依りて歌舞している。数百の人が泣いているのは子供が追福を為さず大火が迫っているので泣いている)。