サンスクリット原典現代語訳 法華経(上)クリエーター情報なし岩波書店 . . . 本文を読む
三日は多宝佛の日です。仏像図鑑には「東方宝浄世界の多宝、高さ五百由旬、七寶の大塔に住して、諸仏法華経を説く前に霊鷲の大地より湧出したもう仏なり」とあります。
法華経見宝塔品には
『その時、佛前に七宝塔あり。高さ五百由旬、地より湧出し、その時宝塔中に大音声を発し歎じていう、善哉、善哉、釈迦牟尼世尊よく平等大慧の教、菩薩佛所護念するところの妙法蓮華経をもって大衆のために説く、かくの如し、かくの如し、釈 . . . 本文を読む
『弥勒下生経』では、兜率天の弥勒菩薩が地上が安穏になるのを見て下生されます。このとき地上では人々が極楽浄土に近い生活を送っていますが、中に衝撃的記述がありました。 「人命將に終らんとするとき自然に塚間に行詣して死す」というのです。人々は命が終わろうとするのを感知して自ら墓に入り死すというのです。まさに高齢化社会の日本の姿を先取りした描写です。実際明治時代までは四国札所の住職の多くが塚に入って入定さ . . . 本文を読む
70番本山寺もすぐです。ここは大同2年(807)平城天皇の勅願により、弘法大師が七十番札所「長福寺」として開基。2万平方メートルの広大な境内には国宝の本堂、仁王門、五重塔、鎮守堂、大師堂、十王堂、大日堂、慰霊堂、鐘楼、客殿などが並んでいます。
天正時代には、長宗我部軍が本堂に侵入して住職を刃にかけた時、脇仏の阿弥陀如来の右手から血が流れ落ち、これに驚いた軍勢が退去したため本堂は兵火を免れたとい . . . 本文を読む