不空羂索毘盧遮那佛大潅頂光眞言経一卷
出不空羂索經二十八卷
開府儀同三司特進試鴻臚卿肅國公食邑三千戸賜紫贈司
空諡大鑒正號大廣智大興善
寺三藏沙門不空奉詔譯
「おんあぼきゃべ いろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
毘盧遮那如來、爲めに母陀羅尼印三昧耶神法品を授けて、而かも最も第一となしたまふ。若し過去一切十惡五逆四重の諸罪ありとも燼然除滅せん。若し衆生 . . . 本文を読む
人はただ、己にのみ厚くして、他人に恵むことを知らない。しかし栄華の時勢は永続せず忽ちに過ぎ去る。だから人は健全な時に道を求め、永遠の生を願うべきである。道を求めることを他にしてどんな頼み、どんな楽しみがあろうか。ところが人々は善いことをすれば楽を得、道にかなったことをすれば道を得るということを信じない。また施せば幸を得るということを信じない。只誤った考えだけを持ち、道も知らず善も知らず、心が暗くて . . . 本文を読む