詩篇42:6-11に「わたしはわが岩なる神に言う、『何ゆえわたしをお忘れになりましたか。何ゆえわたしは敵のしひたげによって/悲しみ歩くのですか』と。
わたしの仇は骨も砕けるばかりに/わたしをののしり、ひねもすわたしにむかって/『おまえの神はどこにいるのか』と言う。」とある。
(人生は苦である。この世は地獄である。獄苦の最中ではこう思うことがある。「勝者には神がいても、敗者には神はいない。富者に神はいても、貧者にはいない。健康な者には神はいても、病者には神はいない。幸福な者には神はいても、不幸の者には神はいない。最も必要とされている者に神はいないのだ。」と。
然れば理性を持った人間同士が力を振り絞ってこの生き地獄の中でお互い助け合うしかこの世の地獄を過ごす方法はない。)