福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

この世には三つの誤った見方がある。

2019-07-03 | 諸経
「この世には三つの誤った見方がある。
一つ目はすべて運命でるとするもの。
二つ目はすべて神の御業とするもの。
三つめ目はすべて因も縁もないものであるとするもの。
(一つ目の)もしすべてが運命であるとするならこの世で善いことをするのも悪いことをするのも皆運命であり、幸不幸もすべて運命となって運命の他には何もないことになる。したがって希望も進歩もないことになる。
(二つ目の)神の御業とする説も
(三つ目の)因も縁もないとする説も同じく誤りでこれでは悪を離れ善をなそうとする努力や意思もなくなってしまう。従ってこの三つの見方はすべて誤りである。
すべては縁によって生じ縁に依って滅びるのである。(華厳経・仏教聖典)」
しかしこの「因」と「縁」がいつどういう形でできているかを知ることが我々にはできないのが問題です。ここに三世の思想・業の思想(順現業・順次業・順後業・順不定業等業がいつでるかという思想)がでて最後に密教の加持祈祷・即身成仏が出てくるのでしょう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昨日、不瞋恚戒を破ってしまう | トップ | 世間出世間の一切の悉地を成... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

諸経」カテゴリの最新記事