ウキペヂア等によると出光佐三は1981年(昭和56年)3月7日 満95歳で死去しています。出光は生まれ郷里である赤間村(現宗像市赤間町)のすぐ近くの宗像大社を終生尊崇し「宗像大社復興期成会」の会長に就任し、参拝者が減って疲弊していた宗像大社の復興と再建に力を注ぎました。その甲斐あって、宗像大社は2017年7月にユネスコ世界文化遺産に登録されています。
出光佐三の経営理念は「敬神愛人」であったとされ、定年や労働組合のない究極の日本型経営ともいうべき経営をつらぬきますがこの思想の根源は神道から来ているのではと思います。神道の世界は、八百万の神々がすべて「家族・親戚」であるという関係性で成り立っています。また日本人は神の子孫です。したがって日本人も皆家族であるということになります。又この考えを拡げていけば世界が家族となります。
出光氏は自らの神道に関して、こう語っています。
「私は神に対しては次のような考え方をしている。即ち古歌に
心だに誠の道に叶いなば 祈らずとても 神や護らむ
とある如く、心の中の誠が神そのものである。我々は心の持ちようによりては何時でも神である得るのである」(『四十年間を顧る』より)
三島由紀夫の葬儀(昭和46年1月24日)の弔辞を読んだそうなので出光に問い合わせましたがその内容は把握してないといわれました。残念でした。
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